里見英子クリニック|Q&A

里見英子クリニック

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〒533-0014 大阪市東淀川区豊新5-15-4
06-6328-3103(さとみ)
ちょっとした悩みにお答えいたします。

ちょっとしたお悩みにお答えいたします。

病気というほどでもなさそうだけれど、どこか気になる

歳を重ねるごとに増えていく体の変化。気になる体と心のちょっとしたお悩みにお答えいたします。

しばしばめまいが起こり、脳の病気ではないかと心配です。(58歳・女性)

めまいの7割は耳の疾患が原因ですが、1割ほどは脳の病気によって生じる「命に関わるめまい」とされているため「いつものめまいだろう」といった自己判断は危険です。めまいを伴う脳血管障害の代表は、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血で、いずれも平衡感覚を司る脳の部位が損傷を受けることで生じます。めまいに加え激しい頭痛、ろれつが回らない言語障害、言葉が出ない失語症、視野の半分が欠けるといった視野障害、手足のしびれなどが表れたら、すぐに医療機関へ行き、後遺症を残さないためにも一刻も早く適切な治療を受ける必要があります。
近くに脳神経外科や脳神経内科がなければ内科へ行ってください。「めまいが起きたが、しばらく休んだら治まった」というケースでも、たびたびめまいに見舞われるようなら耳鼻科での受診をお薦めします。
脳疾患は、高血圧、糖尿病、脂質異常症などが危険因子になるため、持病をきちんと治療し、栄養バランスの良い食事や運動習慣で予防していくことが大切です。また、老化によるめまいには、不足しがちな栄養を補うためにサプリメントを利用するのも良いでしょう。

高齢者に多い「誤嚥性(ごえんせい)肺炎」とはどのような病気ですか?(65歳・男性)

「誤嚥」とは食べ物が誤って気道に入ることです。加齢により噛む力、飲み込む力、吐き出す力が弱まり、食べ物や唾液とともに細菌が肺に入り込んで生じる炎症が「誤嚥性肺炎」です。70歳以上の高齢者では7割以上にのぼります。主な症状としては乾いた咳、息切れ、発熱、倦怠感などですが、高齢者の場合症状が出ないことも多いので、周囲の人が「食事中によくむせる」「喉がいつもゴロゴロ鳴っている」「唾液が飲み込みづらい」「元気がなくよく息切れする」といった異変を見逃さないことが大切です。誤嚥性肺炎は胸部のレントゲン写真から診断できます。抗生物質の点滴投与をする入院治療で改善しますが、誤嚥を繰り返して再発しやすく、もともと体力や免疫力が落ちていることから、入院が長引くケースも少なくありません。そのため、予防が重要になります。
●口の中を清潔に保つ(細菌を増やさない)
●食事中は前かがみの姿勢を保つ
●食後はすぐに横にならない(胃液の逆流を防ぐ)
●食材を一口大に切る、柔らかく調理する
●サラサラした飲み物はむせやすいためとろみをつけて飲む これらを日頃から心がけましょう。また肺炎球菌が原因菌の一つであるため、肺炎球菌ワクチンの接種も予防に有効です。

夜、布団に入ると足がむず痒くなかなか寝付けません。(49歳:主婦) 2016年10月30日更新

足の内部に不快や感覚があるならば「むずむず足症候群」が考えられます。足に虫がはうようなむずむず感、足がほてる、ビビっとしびれる、痛むという症状を訴える方もいます。じっとしていると症状は強まり、足を動かすと和らぎます。そのため、主に夕方から夜、特に布団に入りじっとしていると、そういった感覚になって寝られずに睡眠障害を引き起こすケースもあります。 明確な原因は不明ながら、ドーパミン(神経伝達物質)の働きの低下、鉄分不足が関係していると考えられます。男性より女性に多いことから女性ホルモンとの関係が指摘されてもいます。
治療としては、ドーパミンの生成にも関わる鉄分を補うこと、ドーパミン不足が原因のパーキンソン病と同じ治療薬がよく用いられます。特に女性は鉄欠乏性貧血が多いので、鉄分不足はあらゆる面でNG。普段から鉄分を多く含む赤身の肉や魚、小松菜、海藻、大豆製品などを積極的に摂りましょう。規則正しい生活も心がけてください。

トイレが近くて困っています。病院に行ったほうがいいのでしょうか?(65歳:男性) 2016年10月23日更新

中高年男性の「排尿トラブル」の多くは、「前立腺肥大症」によるものです。加齢により前立腺が肥大化し、尿道を圧迫して排尿障害が生じます。50代の3割、80代では9割がこのような障害を患うため老化現象の一つだとされています。
主な症状は
①排尿・・・尿の勢いが弱い、途中で途切れるなどの尿が出にくい症状
②蓄尿・・・トイレの回数が増える頻尿、尿意が我慢できないといった尿をためることに関する症状
③排尿後・・・尿が出きっていないといった残尿感、下着を上げてから尿が漏れるなどの排尿後の症状

これらを「病気として捉えるか」はご本人次第です。日常生活に支障があると感じるならば、泌尿器科に相談してみましょう。「歳だから」と症状を軽く見すぎると、膀胱炎や膀胱結石に進行する場合もありますし、膀胱がんといった重篤な病気を見過ごしてしまう懸念もあります。これは少しおかしい、と感じたり、以前とは違った症状に気づいたら、直ちに受診し血液検査を受けられることをおすすめします。

散歩の途中で激しい動悸が・・。突然のことでとても心配です。(52歳:会社員) 2016年6月25日更新
息苦しさと同時に胸の痛みがあるようなら、2つの重大疾患が思い浮かびます。 一つは「狭心症」発作で、心臓の筋肉である心筋へ酸素や栄養を運ぶ太い血管。冠動脈の血流が何らかの原因によって低下すると、心筋が一時的な酸欠状態に陥ります。
これによって、締め付けられるような胸の痛みや息苦しさが10分程度続きます。主な原因は、加齢などの影響で血管が固くなり、血管内にコレステロールや中性脂肪がたまり、血流が滞ってしまう「動脈硬化」です。 同じ原因でもうひとつ考えられるのは「心筋梗塞」ですが、こちらは血流が完全に途絶え心筋が壊死した状態で、激しい痛みは狭心症よりも長く続き、迅速に治療を行わないと大変危険な状態になります。
どちらも高血圧、脂質異常症、糖尿病などの持病、肥満、喫煙習慣などをお持ちの場合、リスクが大変高まります。
血流が滞らないよう血液の粘度をできるだけサラサラな状態に保てるような食事、適度な運動、良質な睡眠、そしてストレスを溜めないこと。これらが予防につながります。 そして、あまり知られていないことですが、カフェインの摂り過ぎは血管を縮めるリスクがあります。
大量にカフェインを摂取すると心筋に作用して不眠や高血圧、時に狭心症に繋がる不整脈を招く恐れも。1日、4、5杯のコーヒーは問題ないとされますが、胸がドキドキする、などの変化を感じたらカフェイン摂取はほどほどにしましょう。
膝に痛みはないけれど違和感があります。太っているせいですか?(61歳:主婦) 2016年6月20日更新
実は膝には予想以上に負荷がかかっています。歩行時には立っている時の2.6倍、階段を降りるときにはなんと3.5倍もの力が。当然体重が増えれば負荷も大きくなります。体重増加と膝の痛みは無関係とはいえません。特に女性は、閉経後のホルモン変化で太りやすくなり、太ももの筋肉である大腿筋の衰え、骨密度低下などから「変形性膝関節症」を招きやすくなるとされています。膝の軟骨が長年の負担ですり減ったり、骨が変形するなどして痛みが生じる疾患です。予防や改善には、適切な体重に戻すことがまず大切です。その上で、足の筋力を強化したり、膝の負担を減らす工夫をしたり、アミノ酸の一種である「グルコサミン」を補う、といった対策を講じると良いでしょう。
食事では、カルシウム、肉や魚。卵など良質なタンパク質を不足なく摂ることが大切です。
運動で、私がおすすめしたいのは「寝ころび自転車こぎ」です。仰向けになって足を上げ、自転車をこぐ動作をするだけのお手軽体操ですが、固くなった膝関節の動きをスムーズにし、筋力アップにも効果がありますよ。
寝ている時に足がつってしまいます。何かの病気のサインでは?(59歳:主婦) 2016年5月25日更新
一般的に言う「こむら返り」ですね。ふくらはぎや腱が異常に緊張し収縮することで痛みが伴います。高齢になると睡眠中に頻繁に起こる場合も。足の筋肉が疲労して緊張状態になるために起こる症状ですが、高齢者は筋肉量が減ることで、疲労物質がたまりやすいのです。さらに筋肉の動きを調整するミネラルが不足するのも原因の一つです。こむら返りが起きたら足先を掴んで、足首を倒すようにふくらはぎとアキレス腱をゆっくり伸ばしましょう。
予防策としては、筋力アップをはかるため、ウォーキングやつま先立ち体操など、意識して足の筋肉を使いましょう。さらに野菜や果物からミネラルをバランスよく摂ることも心がけてくださいね。
それでも改善が見られない場合は、糖尿病や閉塞性動脈硬化症、椎間板ヘルニアなどの深刻な病気が隠れている場合もありますので、早めに医師の診察を受けましょう。
夏に向けてシミやシワが心配です。この季節の肌対策を教えて下さい。(46歳:主婦) 2016年5月17日更新
紫外線は1年中、晴れの日も曇りの日も降り注いでいます。特に春先からはその強さも一段と増しますので、今から対策を講じることはとても大切です。一言で言ってしまうと、とにかく「紫外線を浴びない」ことです。洗濯物を干す時、朝のゴミ出し、近所へのお買い物といったちょっとの間外へ出る時でもしっかりと日焼け対策をしましょう。UV効果のある下地クリームを使って、日傘などでしっかりガードしましょう。
私はベランダへ出る時用のサンバイザーも常備していますよ。ほんの少しの紫外線も防ぐ意識が大切なのです。そして身体の中からのケアもぜひしっかりと。ローヤルゼリーは新陳代謝を活発にしてくれますので、シミのもと(メラニン)を追い出すのにとても有効です。
さらに紫外線は肌の弾力を失わせるので、たるみやシワもできやすくなりますからコラーゲンの補給を心がけてください。食事ではまかないきれない、という場合はサプリメントを上手に活用しましょう。
風邪でもないのに咳がよく出ます。喫煙者なので気になるのですが。(62歳:会社員) 2016年4月26日更新
長年の喫煙習慣をお持ちの方で、咳や痰、軽い動作時の息切れなどの症状があれば、まず疑われるのは「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」です。これまで慢性気管支炎、肺気腫と呼ばれていた病気の総称です。有害物質を吸い込むことにより気管や肺胞(空気を取り込む役割を担う)が炎症を起こして壊れ、呼吸が困難になるのです。進行すれば正常な呼吸が困難になり、家の階段の昇り降りや着替えをするだけで息苦しくなるなどの日常生活に大きな支障が出ますので、早めの治療が大切です。 COPDを患う人の約9割が喫煙者です。
まずは禁煙。気道を広げる薬物治療。そして「呼吸リハビリテーション」と呼ばれる、腹筋を鍛え、深い呼吸(腹式呼吸)をするための練習も、健やかな呼吸の助けとなります。
たびたび膀胱炎を患います。冷え性のせいでしょうか?(55歳:主婦) 2016年4月22日更新
膀胱炎は、主に細菌感染によって膀胱内に炎症が生じ、さまざまなトラブルを引き起こす病気です。多くは排便後の拭き残しや、トイレットペーパーについた細菌(主に大腸菌)が尿道から膀胱へ入り込むことで起こります。女性に多い病気ですが、それは女性は男性に比べて尿道が短いので細菌が入り込みやすいという構造的な理由が挙げられます。
症状としては、常に残尿感があるためトイレに頻繁に行くようになり、腹痛、排尿痛、血尿があり、さらに悪化すると腎盂炎(じんうえん)などの病気を招きます。おかしいなと思ったら、できるだけ早く受診し、抗生物質を処方してもらいましょう。薬が効いて、2、3日で症状が治まっても処方されたお薬は必ず飲み切ってください。途中でやめてしまうと、残った細菌が再発する可能性があるからです。
通常ならば身体に備わる免疫力の力で、感染しても発症を抑えこむことができます。しかし、その肝心の免疫力は、不規則な生活やストレス、冷えなどが原因で簡単に低下してしまいます。ローヤルゼリーなど免疫力を高める食品を摂ることも有効ですし、具体的な予防策としては、清潔を心がけること。すなわち排便後に細菌を尿道に近づけさせないように「前から後ろに拭く」ように。またトイレを我慢してしまうと、溜まった尿の中で細菌が増殖してしまいます。できるだけ排尿はこまめに行い、細菌を追い出すようにしましょう。もちろんそのための水分補給もこまめにね。
検診で貧血気味と言われました。食事で気をつけることはありますか?(50歳:主婦) 2016年1月21日更新
貧血、と聞くと「血が足りないこと」とお思いの方は多いと思いますが、足りなくなるのは「ヘモグロビン」という血液成分です。これは体中に酸素を運ぶ役目を担っているため、不足すると身体が酸欠状態になり、動悸や息切れ、疲労感などの不調があらわれます。ヘモグロビンは加齢により減少しますので、年を取れば誰でも貧血気味になるといえます。とはいえ、若い頃と比べれば活動自体が減りますので、少ない酸素でもうまく賄うようにできていますから、支障なく過ごされている方がほとんどです。
高齢者に多い「鉄欠乏性貧血」の予防・改善にはヘモグロビンの原料となる「鉄分」の摂取が必須でしょう。「鉄分」は肉や魚、レバーに豊富な「ヘム鉄」と、ほうれん草や大豆、ひじきなどの海藻に含まれる「非ヘム鉄」の2つにわかれます。「ヘム鉄」は体内に吸収されやすいので、少量で効率良く補うことができます。「疲れたな」と感じたら、肉や魚料理を「あと1品」増やしてみましょう。この時、鉄分が体内に吸収されるのを助けるビタミンCを一緒に摂るのがコツです。レバー炒めにレモンを絞って頂くといった工夫をされることが大切です。
とかく「貧血ぐらい」と軽く考える方は多いですが、慢性炎症や消化管出血などの怖い病気が隠れている可能性も考えられます。気になる症状が出たら、まずは病院で血液検査を受けてしっかり調べてもらうことをおすすめします。
急に鼻血が出ることがあるのですが、深刻な病気でしょうか?(66歳:主婦) 2015年10月22日更新
鼻血の多くは、強く鼻をかんだり鼻の穴に指を突っ込むことにより、小鼻の内側の毛細血管が集中する部位「キーゼルバッハ」が傷ついて起こる出血です。粘膜を刺激するカフェインを含むもの(チョコレートやナッツ)の食べ過ぎや、お風呂あがりで血行が良くなっている時も要注意。鼻の粘膜がまだ弱い子供はよく鼻血を出しますね。 鼻血の正しい止め方は「座ってうつむき姿勢で小鼻をギュッとつまむ」が正解です。5分ほど圧迫するとほとんどの出血は止まります。昔から言われている上を向く方法は忘れてくださいね(笑)ですが一度出血するとなかなか止まらない、頻繁に出血する、思い当たらない青あざが増えた、などの症状がある場合は白血病や血小板減少症といった病気が疑われますので早急に受診を。さらに血圧の急上昇も鼻血の原因になります。脳梗塞予防として血栓を防ぐ薬を服用されている方は、出血が止まりにくいため応急処置で止血できない時は早急に耳鼻科で診てもらいましょう。
年齢に伴う難聴が心配です。(62歳:主婦) 2015年9月9日更新
耳の奥(内耳)には、音を感じる「蝸牛」という器官内の極細の毛(有毛細胞)があって、それが振動することで、私たちに音を伝えてくれます。この有毛細胞が劣化して少なくなることで音が聞き取りにくくなる、これが「加齢性難聴」です。老化に伴うものなので、一般的には60歳以降に自覚される方が多いのですが、時期や程度は個人差があります。加齢性難聴は両耳に起こり、高い音から聞き取りづらくなります。また「さ行」「か行」「は行」を含む言葉の聞き分けもしづらくなります。 進行を遅らせるポイントは2つ。生活習慣病を防ぐこと。高血圧や糖尿病などで血流障害があると内耳へ血が巡りにくくなりますので、聴覚の老化を早めてしまいます。もう一つは騒音の多い環境は有毛細胞を痛めます。日頃から大音量で音楽を聴かないなど耳をいたわる心がけも大事です。 耳が遠くなって会話が減り、閉じこもりがちになると、うつ病や認知症のリスクも高まります。もしも聞こえにくくなってきたら、お一人で悩むよりも、補聴器を試されるのがよいかと思います。昔よりもコンパクトな形になっていて、つけていることが気になりませんし、機能も格段に向上していますよ。
たびたびできる口内炎・・よい対処法はありますか? (47歳:女性) 2015年9月9日更新
口内炎とは、歯茎や舌、唇など口腔内の粘膜にできる炎症をいいます。口内炎にはウイルス性の口内炎(ヘルペス性口内炎)、入れ歯や矯正器具で傷ついたり、やけどが元のカタル性口内炎などがありますが、繰り返し起こるのであれば「アフタ性口内炎」が疑われます。はっきりとした原因はわかっていませんが、疲れやストレスによる免疫力低下や睡眠不足、ビタミンB2欠乏によるものといわれています。口内炎の治療にはステロイドパッチ(貼薬)と内服液(ビタミンB2)が効果的で、通常10日ほどで自然に治ります。しかし、何度も再発したり1ヶ月以上治らない場合は、舌がんの初期症状である白板症も考えられるので、専門医に診てもらうことをおすすめします。 口内炎の予防法は、十分な休養と睡眠をとり免疫力を高めることが第一です。そして口内を清潔に保つこと。歯磨きの回数を増やしましょう。唾液が減ると口の中が乾燥して細菌が増えやすくなります。食べ物はよく噛んでしっかり唾液を出しましょう。唾液の分泌には下の付け根や耳の下にある唾液腺を刺激するのも効果的です。舌を左右に動かしたり、耳の付け根をグリグリほぐすと良いでしょう。抗菌・抗炎症作用に優れているプロポリスを口の中にスプレーするのもよいアイデアですよ。
寝たきり予防に役立つというロコモ対策について教えて下さい。(72歳・主婦) 2015年6月18日更新
ロコモとは、ロコモティブシンドロームの略で、運動器(骨・筋肉・関節・神経の総称)が衰え、痛みや転びやすくなるなどの「歩行障害」が起こりやすい状態のことをいいます。自力で移動する能力が低下すると、将来介護が必要になる、寝たきり、といったリスクが高まるので、「足腰を鍛えて予防しましょう」と呼びかけているのです。高齢者とは限らず、40代でもロコモになるケースは有ります。早いうちからの予防が大切です。その柱は「食事と運動」。食事では、強い骨のためのカルシウム、関節の動きを良くするグルコサミン、筋肉を作るタンパク質(アミノ酸)を意識して摂取しましょう。運動の目的は、下半身の強化です。適度な負荷をかけ、足の筋肉を鍛える運動(腿上げ・蹴り上げ)が効果的です。腿上げは、壁や椅子の背に手を置き、膝を腰の高さまで持ち上げます。膝が痛い人は座った状態で膝を上に持ち上げてもOK。蹴り上げは、椅子の背に両手でつかまり、かかとをお尻につけるイメージで後に蹴り上げます。太腿の裏・表共の筋肉を鍛えられ、足腰の強化に有効なこの運動ですが、無理をせずご自分にあった回数で、そしてこれをしっかり習慣にすることです。
中性脂肪値は正常ですが、コレステロール値が高めです。対策は必要ですか?(58歳 女性) 2015年4月13日更新
中性脂肪と同じ血中脂質のコレステロールには、善玉(HDL)と悪玉(LDL)があります。中性脂肪とコレステロールが増加した状態を「脂質異常症」と呼びますが、どちらか一方が高くても改善の必要があります。 肝臓で作られるコレステロールを体の各所へ運ぶ役割をするのが、「悪玉」の仕事です。運び過ぎると血管壁にへばりつき、動脈硬化を進行させてしまいます。「善玉」は運び過ぎで余ったコレステロールを回収してくれます。しかし、このバランスが崩れて悪玉が増加すると、血管障害を引き起こす要因となるのです。 悪玉コレステロールが多い「高コレステロール血症」は、体質や遺伝の影響も大きいのですが、食事や運動で整えることが大切です。卵は1日1コまで。魚卵やレバーなど高コレステロール食品を減らし、悪玉コレステロールを減らす食材(DHA・EPAが豊富な青魚、レシチンが多い大豆など)を、積極的に摂ること。さらに、適度な運動と十分な睡眠を心がけてくださいね。
痩せ型でお酒も飲まないのに中性脂肪値が高くて心配です。(65歳 主婦) 2015年4月13日更新
脂質のひとつである中性脂肪は、体を動かすエネルギー源として不可欠ですが、余ると皮下脂肪、内臓脂肪として蓄えられます。痩せ型で中性脂肪値が高いということは、内臓脂肪が蓄積していることが考えられます。内臓脂肪は動脈硬化を促す物質を出すことがわかっています。動脈硬化が進むと脳梗塞、心筋梗塞のリスクが高まりますので、中性脂肪値は、できるだけ正常値を保つようにしなくてはなりません。また中性脂肪が多いとLDL(悪玉)コレステロールを増やす悪循環に陥ってしまいます。中性脂肪を増やさないためには、食事の総カロリーを減らすことです。脂っこい食事、甘いものは控え、サプリメントなどを上手に使ってバランスよく栄養を補いましょう。食事面だけでなく、中性脂肪が余らないように、ウォーキングなどの有酸素運動で燃焼させるのも重要な事です。
運動不足で毎年冬に太ります。良い対策はありませんか?。(58歳・女性) 2014年12月15日更新
冬は実は太りやすい季節。体は寒くなると脂肪を蓄えようとするからです。さらに年末年始は、忘年会やクリスマスなど普段よりも食べ過ぎがちに。当然体重増加は免れません。ここで大切なのはこまめな「体重コントロール」です。私も必ず毎日決まった時間に体重を測り、少しでも増えていたら1週間で元に戻すようにしています。この積み重ねが体重を維持する秘訣。ですが増加した分を一気に落とそうとすると、筋肉が落ち基礎代謝が低下して、かえってリバウンドしやすい体になります。医師としては「半年かけて体重の5%を落としましょう」とアドバイスしています。運動が億劫な方でも、テレビを見ながらのその場足踏みや、窓拭きや押し入れの整理といった普段行き届かない家事をして、家の中でこまめに動きまわればいい運動になり、家もきれいになって体も心も軽くなりますよ。
手術をせずに腰の脊柱管狭窄症を治すことはできますか?。(87歳・女性) 2014年11月30日更新
現在のところ、脊柱管狭窄症を自力で治すことはできません。この病気は脊柱管という神経の通り道が、背骨の変形や靭帯が厚くなるなどの要因で狭まることで、神経を圧迫するために痛みを引き起こすものです。腰を反らすと痛みが強まり、前かがみになると楽になる、あるいは歩行中だんだん痛くなり、しばらく休むと痛みが和らぐ、といった症状が特徴的です。加齢が最大の原因とされていますが、筋肉がしっかりあって、腹筋と背筋のバランスが保たれることによって、背骨がきちんと支えられていれば予防も可能です。
ですが症状が出た場合は、痛みやしびれを取るといった薬による対処療法が主流です。コルセットで腰の負担を減らしたり、マッサージではなく患部を温めるホットパックで血管を広げ血流を促し痛みを軽減させることも試してください。とはいえ、日常に支障が出るなら手術も選択肢の一つだと思います。
冷え性で冬がつらいのですが、自宅で出来る対策を教えて下さい。(52歳・女性) 2014年11月30日更新
男性よりも女性に冷え性が多い原因は4つあります。
①熱を生み出す筋肉量が少ない
②ミニスカート、素足、薄い素材の洋服といった女性らしさをアピールしようとすると、当然「薄着」傾向になります。
③出産、更年期、閉経などにより女性ホルモンが乱れると。体温調整を司る自律神経にも影響が出て血行不良を起こしやすいのです。
④ダイエットのカロリー制限は筋肉を作るタンパク質不足を招き、それが冷えの一因ともなります。
あとは加齢に伴い血管が弱くなると末梢神経まで血流が行き渡りにくくなります。
おすすめの解消法は、まっすぐ立った姿勢でももを胸に引き上げる「垂直もも上げ体操」です。筋力をアップに有効です。
「入浴」によって足先までしっかり温まったら、「靴下の2枚重ね」「首スカーフ巻き」で、冷えが入り込む部分をしっかりガードして就寝を。
食べ物は偏らずにバランスよく頂いてください。「ローヤルゼリー」は栄養価も高くアミノ酸(タンパク質)も多く含む理想的な食材ですのでおすすめです。
高血圧が持病です。冬の生活で気をつけることを教えて下さい。(68歳・女性) 2014年11月14日更新
気温が下がると血管が収縮し、血圧が上昇します。これ自体は正常な体の機能です。
注意すべきは、高血圧が引き起こす脳出血、心筋梗塞、足の血管が詰まるといった深刻な病気。発作を防ぐカギとなるのが "血圧の安定"です。
まず、気をつけたいのが「室温」。暖房の効いた部屋から底冷えのする廊下やトイレにでたり、寒い脱衣場から熱い湯船にドボンと入ると、血圧が上昇に転じます。部屋から出るときは上着を羽織る、脱衣場にストーブを置く、浴室をシャワーで温めるなど、温度差を少なくしておきます。
適度な運動は血管を広げて血圧を下げる効果があります。スクワットやストレッチ、自転車で買い物に行ったり、温水プールで泳ぐのもおすすめです。
年末年始、お酒を控えるのはもちろん、塩分の摂り過ぎにも要注意。お鍋は野菜がたっぷりでバランスは良いですが、汁は塩分が多いので、シメの"おじや"はほどほどに。 しなやかな血管を保つため、血管の主成分・コラーゲンを摂るのもよいでしょう。
食欲の秋なのに胸やけが・・。胃薬は効き目が感じられません。(62歳・女性) 2014年10月9日更新
最近増えている病気の一つに「逆流性食道炎」があります。これは強い酸性の胃液が食道に逆流してしまい、食道の粘膜に炎症を引き起こす病気です。
症状は胸やけ、喉や胸の痛みや違和感、「呑酸」と呼ばれる酸っぱい液体が口まで上がってくる、などです。 原因は、胃酸や食べ物の逆流を防ぐ「下部食道括約筋」という筋肉の緩みです。加齢に伴う現象でもあるので、誰にでも起こりえる病気です。 胃酸の分泌を抑える薬が症状の緩和には有効ですが、
ちょっとした心がけで、胃酸の出過ぎを抑えることができます。 大食いや早食いを避ける。食後3時間は横にならない。タバコに含まれるニコチンは胃液の
分泌を促すので厳禁。アルコールの一気飲みで食道の粘膜を荒らすのも要注意。きついベルトでおなかを締めつけるのもよくありません。
私のおすすめはトピックスでもご紹介しました、ホットミルクに、はちみつを加えた「はちみつミルク」。空腹時の胃酸過多を抑えてくれます。
近頃眠りが浅く、夜中に何度も目が覚めてしまいます。(68歳・女性) 2014年9月30日更新
不眠の原因はさまざまで、ストレスはもとよりあまり動かず体力を消耗しなさすぎというのも寝付きを悪くする一因です。熟睡のためには心身のリラックスが一番。布団に入っての読書やテレビは脳が休めませんので、目を閉じ楽しいことを考えて眠りが訪れるのを待ちましょう。また眠りは体温低下によってもたらされるので、入浴は寝る一時間前にはすませておくといいでしょう。鎮静作用のあるカルシウムが豊富な牛乳に、はちみつをいれたものを飲むのもおすすめです。 工夫しても不眠が続く場合は、不眠症の可能性があります。不眠症の症状は、①なかなか眠れない(人眠障害)②夜中に何度も目覚める(中途覚醒)③早朝に目覚める(早期覚醒)④睡眠時間は十分でもぐっすり眠った感じがしない(熟眠障害)の4タイプです。加齢とともに眠りが浅くなり、体内時計が乱れやすくなる高齢者は特に②と③が多くみられますが、不眠状態が長期に渡り日常生活に支障が出るような場合は、早めに医師に相談しましょう。
年のせいでしょうか?口臭がきつくなったような気がします。(58歳・男性) 2014年9月30日更新
口臭は口の中の細菌が増殖することで発生しますが、唾液が正常に分泌されていれば細菌は洗い流されるので、気になるほど臭いません。しかし、加齢とともに唾液の分泌量が減るため、細菌が繁殖しやすくなります。これが「年をとって口臭が気になりだした」ということです。口内細菌の増殖は、虫歯や歯周病の原因にもなり、特に歯周病はひどい口臭を引き起こすため、きちんと治療をする必要があります。
十分に唾液を増やすためにガムなどの固いものを噛む、口内が乾燥しないように水分をこまめに取る、こういったことでも自分でできる口臭予防になります。
私のイチオシである、口を閉じてひょっとこのように口を左右に動かす「ひょっとこ体操」も、唾液腺が刺激され唾液の分泌がうながされるのでおすすめです。舌を大きく動かすことも、唾液腺を刺激しますので効果的です。
プロポリスは、優れた殺菌作用があり口内環境を整える働きが期待できます。歯磨き粉やアメなど製品はいろいろありますので、上手に活用するといいでしょう。
更年期なのか、50歳を過ぎてから「のぼせ」が気になり始めました。(52歳・女性) 2014年9月19日更新
「のぼせ」をはじめとする発汗、冷え、顔のほてりなどの総称「ホットフラッシュ」は、「自律神経失調症」によるものです。自律神経は、体の機能(呼吸や体温調節、ホルモン分泌など)をコントロールする神経で、交感神経と副交感神経があり交互にバランスをよく働くことで健康を保っています。 実は女性ホルモンと自律神経は、脳の視床下部が司っているので、加齢による女性ホルモンの減少という、ホルモン分泌が乱れることで、自律神経のバランスも崩れるのです。 年をとれば誰でも女性ホルモンは減少しますが、体がその状態に慣れることで症状は治まります。 急減する女性ホルモンと似た成分を補い、影響をゆるやかにすることが大事です。 私自身も50代でホットフラッシュに見舞われましたが、栄養価が高く、ホルモンのバランスを整える働きに優れたローヤルゼリーで乗り越えました。更年期の女性の心強い味方だと思います。
胃潰瘍が再発してしまいました。ピロリ菌検査をするべきでしょうか?(62歳・女性) 2014年9月19日更新
日本人の胃潰瘍の最大原因はピロリ菌による感染です。飲み水や食べ物から感染するピロリ菌は、現在50歳以上の7割が感染しているとされます。 胃潰瘍の症状は、空腹時の痛み、胃もたれや嘔吐などとてもつらいもの。ピロリ菌による炎症から胃が出血した際のどろっとした黒い便(タール便)が出た場合は、即時内視鏡による止血が必要です。 ピロリ菌の感染の有無は内視鏡検査のほか、血液や尿、便などからも調べることができます。感染していた場合は、再発を防ぐためにピロリ菌除去療法を受けるのが第一と考えます。抗生物質を服用する治療では70%の除去率ですし、治療2回めまで保険も適用されますので、しっかり治療することをお勧めいたします。 日常生活では、ストレスを溜めないこと、禁煙や十分な睡眠の確保、暴飲暴食をしないことを心がけましょう。近年の研究では、はちみつがピロリ菌を減少させるという報告もあります。胃に負担をかけない食生活も心がけたいですね。

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【休診日】 水・日曜日、祝日、土曜日午後

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