里見英子クリニック|クリニック案内

里見英子クリニック

阪急京都線 上新庄駅より徒歩5分
〒533-0014 大阪市東淀川区豊新5-15-4
06-6328-3103(さとみ)
トピックス

トピックス

毎朝1杯の「りんごミルク」で腸スッキリ

りんごミルク

寒い季節に美味しくなる果物といえば、りんごですね。「1日1個のりんごは医者いらず」とも言われていますので、私も毎日1個はいただきます。でもそのまま頂くのはちょっと・・という方もいらっしゃるでしょう。りんごはすりおろすと食べやすくなりますので、私は「りんご半分と牛乳100mlをミキサーにかけるだけ」の「りんごミルク」を朝晩(朝食前と寝る前)にいただいています。
りんごのシャリシャリ感も程よく残って、飲むというより食べる感覚ですね。食前にいただくと、お腹が落ち着くのでダイエットにもおすすめです。

りんごに含まれるクエン酸やりんご酸などの有機酸が胃腸の働きを良くし、カリウムは血圧安定に役立ちます。りんごの皮には食物繊維やペクチンが多く含まれ、強力な整腸作用を発揮します。私は便秘ではありませんが、いつも以上にスッキリです(笑)。さらに皮には「りんごポルフェノール」も豊富。強力な抗酸化パワーで。老化や病気の元凶である活性酸素を除去してくれますので、美肌効果も期待できます。ですので、りんごミルクを作る際、りんごは必ず皮ごと使いましょう!

牛乳が苦手な方は、豆乳やヨーグルトでもおいしくいただけます。
ぜひ、毎日の「りんごミルク」を習慣にしてみてください。

ご飯のお供だけじゃない、海苔は実は「高密度栄養食品」!

のり

ご飯のお供といえば海苔。旅館の朝食には欠かせない定番です。でもそれだけだと思っていませんか?実は海苔って、ミネラルやビタミンがぎゅぎゅっと凝縮された天然のサプリメントなのですよ。しかも低カロリー(1枚でたった6カロリー!)で食物繊維もたっぷり!ダイエット中だからご飯はあまり食べられないし、だから海苔の出番もない・・なんてもったいない!どうぞ海苔単体で頂いてください。私はもっぱら小袋入りの海苔をお茶と一緒にパクパクいただきます。結構満腹感もありますし、おやつとして最適なんです。
ご飯のお供という固定概念を捨てて、ぜひ海苔をサプリメント感覚で取り入れてみましょう。骨を強くするにはカルシウムに加えて、カルシウムを骨に吸着させるマグネシウムが欠かせません。海苔は不足しがちなマグネシウムを補ってくれます。私にとって海苔は、骨粗しょう症予防、ビタミン・ミネラル補給、食物繊維で便秘予防、低カロリーなダイエット食なのです!どうぞ皆様も、海苔を健康づくり、美肌づくりにお役立てくださいね。

お肌が荒れたなと感じたら、あなたの睡眠を見直して!

睡眠

実は肌荒れというのは、肌の表面ではなく、体の内側に原因があることが多いのです。何だかお肌の調子が良くないな、と思ったら、新しい美容液に手を伸ばす前に、あなたの普段の生活を見直してみましょう。普段の生活?そう、睡眠時間や食生活、運動量やストレス度合いといった日常生活です。
特に睡眠についてですが、お肌の再生には睡眠がとても大切だというのは、ご存じの方も多いと思います。いわゆる「お肌のゴールデンタイム」と呼ばれる、午後10時から午前2時の間に肌細胞が活発化するというお話。ですので、午後10時には就寝するのがベストなのです。私の患者さんのお肌を見ていると、12時30分がどうやらお肌の分かれ目のような気がします。その時間以降に就寝される方は、肌が荒れやすいように思います。なかなか10時に寝るなんてむずかしい、と思われるでしょうが、お肌が荒れたな、と感じたら、できるだけ早い時間の就寝を心がけてみてください。

還暦過ぎたら「なわとび」よりも「かかと落とし」で骨力・筋力アップ

かかと

最近、久しぶりに会った40代後半の女友達が、とっても痩せてきれいになっていたので、「いったい何をしたの?」と興味津々で聞いたところ、答えは意外にも「なわとび」でした。気がついた時にお庭で、5分・10分ほどぴょんぴょんと飛ぶんだそう。私もさっそくやってみましたが、これがキツイのなんの。普段から年齢に負けないように何でもチャレンジする私ですが、長時間ジャンプをし続けるにはやはり厳しいお年頃・・。でもここで諦める私ではありません(笑)。飛ばずになわとびの効果を得られる運動は?と考えた結果、思い出したのです。それが「かかと落とし」。といっても、格闘技の足技ではありませんよ。足を肩幅に開いて。つま先立ちをしてストンとかかとを落とす、という運動です。簡単そうでしょう?ですが、侮るなかれ、意外にも運動量があるのです。始めの頃は20回が限界でした。今は音楽を聞きながらリズムに合わせてトントントン、と2分ほど行えるようになってきました。
強い骨を作るためには、カルシウムの摂取は重要ですが、同時に適度に骨に負荷をかけることも同じぐらい大切です。この運動は骨に直接刺激が伝わるうえに、膝への負担がありません。
なわとびでジャンプを長時間・・なんて無理無理!という年代には嬉しいこと!さらにかかとを上げ下げすることで、ふくらはぎの筋力もアップして、血流もよくなるという嬉しいおまけつきです。だからといって、初めから無理をするのはよくありません。5回、10回ぐらいから始めてみましょう。
ご自分のできる範囲の回数でも、続けることが大切なのです。

ボリュームたっぷりの美髪をキープ!私が実践する頭皮マッサージ

里見英子

女性は45~55歳の更年期に入ると、閉経に向かって女性ホルモンが減少していきます。美しい髪を造るのは女性ホルモンの働きです。女性ホルモンが減ると、薄毛や白髪といったトラブルが起こりやすいというわけです。これらのお悩みを少しでも軽減、もしくは改善のお手伝いになればと思い、今回は私の普段から実践しているヘアケアをご紹介します。それは頭皮の血行を良くする「頭皮マッサージ」です。髪の毛を作り出す毛母細胞は、髪の毛の根元、毛乳頭と呼ばれる部分にあるのですが、加齢によって頭皮が固くなると血行が滞って、毛乳頭へ栄養が届かず健康な髪が育ちにくくなるのです。そこで頭皮マッサージを行い頭皮の血行を促し、毛母細胞を活性化させれば、抜け毛や薄毛の予防が期待できるのです。
両手の指を髪の中ほどに差し入れ、頭皮を上へ引き上げるイメージでほぐします。少しずつ指先をずらし、後頭部全体を刺激しましょう。その際、耳の後ろにある抜け毛を防ぐツボ、完骨も一緒に刺激しましょうね。
次に、両手の指を立てて頭頂部全体を持ち上げるようにほぐします。少しずつ指先をずらし、額のあたりまでまんべんなく刺激します。やはりこの時も、頭頂部にある百会(ひゃくえ)のツボも一緒に刺激しましょう。このツボは抜け毛予防のみならず、ストレスや不眠も解消する万能ツボなんですよ!
全体で6分ほどかけてこの頭皮マッサージを行いましょう。週3回を目安に行ってください。お風呂内でシャンプーを洗い流す時にこのマッサージを行うと、しっかりすすげて一石二鳥です。

良薬口に苦し?ゴーヤは優秀な「夏の食べる良薬」!

ゴーヤ

夏の太陽は、体内に活性酸素を増やします。それが原因で新陳代謝がスムーズに行われなくなり、疲れやすい・だるさが抜けないといった夏の体調不良、いわゆる夏バテの症状が起こりやすくなります。そんな時に大活躍してくれるのが、夏野菜の「ゴーヤ」です。ゴーヤは別名「ニガウリ」というだけあって、独特の苦味が特徴。良薬口に苦し、と言いますが、ゴーヤはまさに夏の良薬食材なのです。この苦みの成分は「モモルデシン」と呼ばれるもので、食欲増進効果や肝機能を高める働きがあると言われています。
ゴーヤの栄養をみると何といっても豊富なビタミンCが魅力です。ビタミンCは壊れやすいものですが、熱い皮に覆われているゴーヤのビタミンCは熱に強く、壊れにくいのが利点なのです。ですから、苦味が苦手な方はゴーヤチャンプルーに代表されるような、炒め物で頂くのがいいですね。そうしたビタミンCやカロチンがゴーヤには豊富に含まれています。これらは優れた抗酸化成分でもあり、体内の活性酸素除去に役立ちます。つまり、夏バテ予防に最適だということ。
ここで、できるだけ苦味を和らげるゴーヤの下ごしらえの基本を押さえておきましょう。ポイントは苦みが強いわた部分をしっかり取ること。その後薄くスライスし、塩もみします。少し時間をおいたら熱湯で塩を洗い流して、下ごしらえ完了です。
もう一つのポイントは、ゴーヤチャンプルーなどの炒め物をする時、下ごしらえをしたゴーヤに片栗粉をまぶしてからさっと熱湯で茹でることです。その後他の材料とともに炒めます。片栗粉のベールが苦味を和らげてくれます。
少しの一手間で、良いこと沢山の夏の良薬を美味しく召し上れますよ。ぜひお試しください。

鉄分たっぷりの「すりごま納豆」で夏疲れを予防しましょう!

すりごま納豆

毎日の暑さで食欲減退、栄養よりも喉ごし重視の食事をしていませんか?
鉄分などの栄養を取らずにいると、夏の終わりや秋口に体調を崩しやすくなってしまいます。そんな時に鉄分補給が手軽にしっかりできる「すりごま納豆」をぜひお薦めします。納豆はいわずもがな、様々な栄養が摂れる優秀食材ですが、今回の主役は「すりごま」です。鉄分を始めとする様々な栄養がバランスよく配合されている、これもまた毎日摂りたい食品です。ですが、おひたしや胡麻和えを食べるときに使う、ぐらいしか思い浮かばないという方も多いのでは?そこで、納豆を食べる時に4gほどのすりごまをパッとふりかけて、一緒に頂くのです。納豆とすりごまのダブルで鉄分補給は万全。実は私は納豆が苦手。今までも大根おろしとともに頂いたりと、いろいろな工夫をしていますが、この方法もすりごまの香ばしい風味で納豆が食べやすくなるので、食わず嫌いの方にはおすすめ。「すりごま納豆」を食前に食べれば、メインの食事の際、お腹がいい具合にいっぱいになりますので、御飯の量を無理なく減らせてダイエットにもひと役買ってくれます。
「ごま」はそのままだと消化しづらいため、どうぞ「すりごま」をお使いくださいね。小袋入りのすりごまも販売されていますので、それらを常備しておくと便利です。
ただし血栓症予防のお薬「ワーファリン」を服用中の方は、ビタミンKを多く含む納豆が薬効を弱めてしまうので、注意が必要です。

腸を大掃除してくれる「切り干し大根スープ」は鉄分やカリシウムが豊富な女性の味方!

切り干し大根スープ

切り干し大根スープは、ダイエットや美容に役立つ成分が豊富な、女性に嬉しい一品です。切り干し大根の特徴は、何と言っても食物繊維が豊富なこと。しかも水溶性、不水溶性食物繊維を共に摂ることができるのです。水溶性食物繊維は、腸の中で水分を含んでゲル状になり、有害な成分や不要なコレステロールなどを絡め取って排出してくれる作用があります。不溶性食物繊維は、腸では消化されずに便のかさを増やして腸を刺激し、便秘解消に働きかけてくれます。
さらに大根は切り干し大根にすることで成分が凝縮されます。その鉄分は生のものと比べて48倍、カルシウムは22倍、マグネシウムは17倍にもなるのです。切り干し大根は通常戻して使いますが、戻し汁をそのまま捨ててしまう、なんていうもったいないこともありますよね。でもこのスープなら水溶性食物繊維もスープに溶け込むため、余すことなく摂取できますよ!

■基本の作り方

切り干し大根:7~10g
水:250ml

①鍋に水を入れて中火にかける
②沸騰したら切り干し大根をほぐしながら入れ、5分ほど煮る
③火を止めてそのまま人肌程度に冷ましてどうぞ

大根おろし(20gほど)をスープに加えると消化吸収を助けてくれます!
1日これを1、2回。食前にカップ1杯いただきましょう。

話題の「脂肪燃焼トマトスープ」でエアコンの夏冷えから体を守りましょう

話題の「脂肪燃焼トマトスープ」でエアコンの夏冷えから体を守りましょう

健康的なダイエットのお助けメニューとして、大注目なのが「脂肪燃焼トマトスープ」。トマトを始めとする健康野菜がたっぷりのこのスープは、体内の代謝を活発にする為、冷えが解消された、血糖値・中性脂肪値・悪玉コレステロール値などの血液データが改善されたという例も多いのです。トマトのリコピンがスープの主役。玉ねぎにあるイオウ化合物が新陳代謝を活発にし、脂肪や糖の消化を助け、血液もサラサラにします。ピーマンの香り成分、ピラジンは毛細血管の血行不良を改善し、コレステロール排出効果もあり。セロリの香味成分アビオイルは神経の興奮を鎮めます。キャベツの持つたっぷりの食物繊維が腸の活動を活発にし、スープのデドックス効果を高めてくれます。エアコンによる冷え、夏場の足のむくみ、便秘などに効果が期待できる、夏場の体調管理に最も適したトマト食だといえるでしょう。

■脂肪燃焼トマトスープの作り方

ホールトマト 1缶
玉ねぎ(大)3個
ピーマン1個
キャベツ(大)1/2個
セロリ 1束
チキンスープの素 1~2個
塩・こしょう 適量

①材料を食べやすい大きさにカット
②ホールトマト、すべての野菜、スープの素を鍋に入れる
③野菜がひたひたに隠れる程度の水を加えて10分ほど煮る
④塩・こしょうで味を調える
⑤弱火でじっくり煮込み、野菜が柔らかくなったら出来上がり

スープが残った場合、タッパーに1食分ごと小分けにして、冷蔵庫で保存しましょう。そのままレンジでチンしていただけます。鍋ごと置いておくのは、夏場は危険ですのでやめましょう。

ちなみに、このスープをダイエットに最適、とされるむきも多いですが、いつもの食事にスープをプラスして痩せるのではなく、このスープを中心とした食事制限に基づいた食生活による減量ですので、誤解のないようお願いします。

紫外線ダメージからお肌をガード!免疫力アップで夏バテ知らず!

紫外線ダメージからお肌をガード!

トマトが食べるクスリと呼ばれる理由

前回から引き続きトマトのお話です。私のうちの冷蔵庫にはいつもトマトやミニトマトがスタンバイ。特にこの季節は、「ミニトマト集中食」と名付けた日焼けダメージ回復食が欠かせないからです。1日ミニトマトを15個ほどパクパク食べるだけなのですが、紫外線のダメージを受けたお肌のかさつきが落ち着き、うるおいが復活します。トマトのリコピンの抗酸化力の強い美肌効果と、新陳代謝に必須のビタミンCのおかげです。なので、皆さんも積極的にトマトを摂取していただきたく、前回ご紹介した「食べるクスリ」メニューの、もっと詳しい解説をしたいと思います。

トマトは生で食べるだけではなく、炒め物など油と共に使うと体内吸収が高まるのをご存知ですか?リコピンは油に溶けやすいため、スライストマトに良質のオリーブオイルをかけたり、炒めたりして頂くのもいいですね。ですが、加熱をするとビタミンCは減ってしまうので、生で頂くメニューと組み合わせてバランスをとりましょう。

油といえば、スライストマトにスライスしたモッツァレラチーズを載せて、オリーブオイルをたっぷりかけたサラダ、カプレーゼはご存知ですか?オリーブオイルだけではなく、実は乳製品もトマトとの相性がよいのです。トマトと乳製品を一緒に摂ると、脂肪分によってリコピンの吸収がアップします。前回紹介した「トマトシェイク」もクリームチーズとのコラボ。忙しい朝でも10秒でできる嬉しい一杯です。

トマトとお酢の酸味は食欲を増進させ、胃腸の動きを整えてくれます。またどちらにもクエン酸などの有機酸が豊富なため、栄養素をエネルギーに変え、老廃物の排出を促す「クエン酸サイクル」によって、疲労回復が期待できます。前回ご紹介した「酢漬けミニトマト」は、そのお酢とミニトマトとのコラボ。箸休めに最適ですので、ぜひ常備して召し上がっていただきたいですね。

いいことづくめに見えるトマトですが、タンパク質やビタミンEは不足しがち。タンパク質は基本の栄養ですし、ビタミンEはビタミンCと同じく抗酸化力の高い栄養素です。特に肌や血管、内臓の細胞膜などの若々しさを保つには不可欠な栄養素です。そのためにトマトとコラボしたいのが、タンパク質やビタミンEが豊富な「ごま」です。両者を共に摂ることで、お互いに不足していた栄養を補い合い、バランスの取れた栄養を摂取することができます。ちなみにごまは粒のままだと消化されにくいので、すりゴマや炒りごまをお薦めします。前回のレシピ、炒りごま/すりごまトマトは、本当に簡単な一品ですが、これほどパーフェクトなメニューはありませんよ。ぜひご賞味あれ。

この夏の健康維持には、食べるおクスリ「トマト」です!

トマト

野菜は、その旬の時期に最も栄養価が高くなります。夏野菜の代表のトマトは、体にこもった熱を取る「カリウム」を始めとするミネラル、夏風邪を防ぐβカロテン(体内でビタミンAに変わる)といったビタミン、夏バテに効くクエン酸などの有機酸、さらに紫外線から肌を守るリコピンを含む抗酸化成分がぎっしり詰まっています。特にリコピンの抗酸化力は強く、老化防止や血液サラサラ効果の源とも呼ばれています。ダメージを受けやすい肌の老化対策にももってこいなのです。うっかり日焼けしてしまった、という時にミニトマトを1日15個を目安に摂るだけでもシミ対策に有効なのです。

そんな有能なトマトを添え物としてしか頂かないなんてもったいない。薬食として毎日の食事に取り入れるレシピをご紹介します。

■暑さに負けない夏バテ対策に!血管の若返りに効果のあるビタミンEが豊富なゴマと合わせていただく炒りごまトマト
トマト(200g)は5mm厚さの輪切りにし、炒りゴマ、もしくはすりゴマを振ってどうぞ。
すりゴマ入りのタレ(醤油小さじ1・砂糖小さじ1・すりゴマ小さじ2)をかけて召し上がるのもオススメです。

■お酢とトマトは血液サラサラの名コンビ!酢漬けミニトマトを常備してはいかが?
15個ほどのミニトマトを洗い、竹串で数か所穴を開けます。漬け汁(お酢大さじ5・蜂蜜大さじ2を混ぜ合わす)は清潔な保存容器に入れ、トマトを加えたら、冷蔵庫で保存します。半日頃で食べ頃に。

■トマトは皮ごと使って食物繊維も摂りましょう!さっぱり夏向けの便秘解消ドリンクです。
トマト2個(400g)水洗いしてヘタを取ります。適当な大きさに切り、スプーン2杯のクリームチーズと共にミキサーに10秒ほどかけます。クリーミーで食べごたえもあるトマトシェイクの出来上がりです。

シミを作らない最強方法は、紫外線徹底防御!

調光サンバイザー

肌の老化、いわゆる「加齢肌」の最大の要因は、長時間紫外線を浴びた肌のダメージ「光老化」といわれています。強い日差しにさらされるこれからの季節、どうやって防御すればいいのでしょう?答えは簡単、「日差しを浴びないこと」、つまり徹底的な紫外線ブロックです!そもそも布団に潜む菌を死滅させるほどの殺菌力を持つ紫外線、弱った肌にはほんの数分でもかなりの痛手です。そこで私は洗濯物を干すときも、サンバイザーをかぶり、昼間の外出には日傘を必ずさし、車を運転するときは、窓から入る紫外線対策として、UVカット加工済みの手袋を装着します。それでも日差しに負けた・・と感じる日は、ビタミンC配合化粧品をたっぷり含ませたコットンで、ひたすらお肌をパッティングします。日焼け肌は軽いヤケド状態ですので、冷やすことが肝要。もちろんその後は保湿をお忘れなく。体の中にもトマトやキウイなどで、ビタミンCを補給してあげましょうね。今年の紫外線との戦いは、防御必勝ですよ!

ちなみに、私のサンバイザーは、「調光サンバイザー」というもので、室内では透明ですが紫外線を感知すると色が変化し、紫外線の強さを可視化して教えてくれる優れもの。もちろんUVカット効果のあるスポーツ用のサンバイザーです。

 

夏風邪は「スカーフ巻き睡眠」で予防しましょう

スカーフ巻き

初夏は昼間は暑くても、明け方一気に気温が下がります。寝入りばなは暑いので、薄い掛け布団やタオルケット1枚で眠りにつくも、朝起きると何だか「喉が痛い、いがらっぽい・・ひょっとして風邪ひいたかな」。このような患者さんが増えています。昔からある言い伝えに「風邪は喉の冷えから来る」というのがあります。いえいえ、実は迷信ではありません。

喉の粘膜は、細菌やウィルスの侵入を防ぐ最初の扉。免疫力が低下すると、いとも簡単にこれらの外敵に突破されてしまうのです。免疫力の向上には、喉を温め、扁桃腺の働きを活発化するのが一番なのです。喉を温める・・温熱シートでも貼るの?

これからの季節にそれは無理だわ、と思われた方、大丈夫です。もっと簡単な方法があるんですよ。それは私が季節を問わず実践している「スカーフ巻き睡眠」です。

スカーフを首に巻いて寝るだけの簡単健康法なのです。寝ている間に外れないようゆるく結べる程度の長さがあれば、手ぬぐいやタオルでもOK。これからの季節、蒸し暑さに耐えかねエアコンをつけて寝るという方も多いでしょう。たとえ薄い布でも保温・保湿効果はバッチリです。

エアコンを使う夏だからこそ、冷えと乾燥から喉をしっかり守って風邪の予防に努めてくださいね!

 

「太らないために」を念頭に毎日の食事で「小さな心がけ」を!

体重計

今や日本人の5人に一人に患者、もしくはその兆候が認められる疾患である「糖尿病」。特に2型と呼ばれる糖尿病は生活習慣病ともいわれ、現代人の食生活に密接に関わる病気でもあります。糖尿病の治療は食事と運動療法、経口血糖降下薬を用いる薬物療法によって血糖をコントロールすることが土台となります。この血糖コントロールを良好に保つには、体重管理、つまり適正体重を保つことが重要です。とはいえ、適正な体重をキープするのはなかなか容易なことではありません。ダイエット経験者ならおわかりでしょうが、落ちた体重がリバウンドすることは決して珍しいことではないからです。ですが、血糖コントロールの観点から言えば、短期間に急速に体重を落とすよりも「太らない」ことのほうが大切なのです。この考えであれば、ほんの少し意識を変える「小さな心がけ」が意外なほど効果的なのです。

何よりも重要なのは「体重管理をする」という意識。毎日の体重測定が第1歩となります。グラム単位で測れるデジタル体重計で体重を測ることは、私の毎朝の習慣です。たとえ500g減でも成果が目に見えるのは嬉しいものです。逆に500g増えれば、その日の食事をコントロールすることが可能です。食欲に任せてなんでも食べ過ぎることが一番の悪習なのです。満腹なのにもいったいないから、という理由で残り物を食べてしまう、少し口さみしいから目の前のお菓子についつい手が伸びてしまう、こういった「食べ過ぎ」習慣に心当たりはありませんか?「食べすぎない」という心がけはとても大切です。料理を作りすぎない、おやつを買わない、目につくところに食べものを置かない、といった小さな工夫で悪い習慣を変えることは可能です。糖尿病かどうかに関わらず、適正体重を保つ努力、「太らないためには」という意識を持つことは、他の病気予防にもつながる大変重要な考えです。

■血糖及び体重コントロールのための「小さな心がけ」

□体重をきっちり管理する:毎朝の体重チェックでその日の食事をコントロールしましょう。
□「もったいない」はNG:残り物を残さず食べることは良いことですが、心を鬼にして体重コントロールを優先しましょう。
□食べ放題は厳禁:家でどれほど気をつけていても外食で好きなだけ食べては元の木阿弥。食べ放題などの誘惑は断ち切って。
□夜遅く食事は禁止:寝る2時間前までに食事を済ませておくのが基本です。どうしても空腹で眠れないときは炭酸水がおすすめ。お腹が落ち着きます。
□食事の直後に歯磨きを:歯磨きをすることで脳へ食事終了のサインを送りましょう。口内がサッパリミント系で満たされると、何か食べようという気が起こりにくくなります。
□太らないための早寝:夜更かしをして小腹がすいたので何か一口、こういった悪循環を断ち切るには早く寝るのが最も簡単で健康的な方法です。

女王蜂のパワーの秘密、「生ローヤルゼリー」

女王蜂のパワーの秘密

ローヤルゼリーとは、蜂蜜や花粉などを食料とする若い働き蜂が自分の体内で生成する物質です。他の蜂と違い女王蜂だけが食すことのできる特別食。この滋養あふれる特別食のお陰で、女王蜂は他の蜂よりも体の大きさが2~3倍、寿命は30~40倍!わずか3、4年の寿命で毎日約2,000個の卵を生み続けるという桁違いのパワーを持つのです。女王蜂の食べるものはローヤルゼリーのみ!ということは、ローヤルゼリーにはどれだけの素晴らしい効果があるのでしょう?ローヤルゼリーには、女性ホルモンと似た働きをする成分がたっぷり含まれているのです。必須アミノ酸、ビタミンB群、ミネラルも豊富で、成長ホルモンの一種であるパロチンと同じ働きをする「類パロチン」というアンチエイジング成分も絶妙なバランスで配合されているのです。

これが女性にとって嬉しい効果を発揮する原動力なのです!事実、私はスプーン1杯の「生ローヤルゼリー」で更年期を乗り越えました!朝起きてすぐ、体内吸収の良い空腹時に摂る1杯の生ローヤルゼリーは、私の特別な習慣。女王蜂のパワーの秘密は私のパワーの源でもあるのです!

意外?誰もが知っている「ラジオ体操」で健康チェック!

「ラジオ体操」で健康チェック

私の朝の大切な習慣の一つ。それは皆さんもよくご存知の「ラジオ体操」です。朝6時25分からの10分間、おなじみの音楽に合わせて体を動かして気分も爽快。もう1年半ほど続いています。毎朝続けていますと、その日の体調が自然とわかるようになるのです。今朝は力が入らないなぁとか、今日は調子がいいぞ、という風に、朝一番の自分の体調チェックになるのです。ラジオ体操のために早起きすることが自然なことになって、生活のリズムも整いますし、体を十分動かせば体も気分もスッキリして、良い1日のスタートがきれます。
しかしこの「ラジオ体操」、なかなかどうして、つくづくよくできた体操だなと思います。年齢を問わず、誰でも全身をくまなく無理なく動かせること。ストレッチ、筋トレ、有酸素運動の要素がバランス良く散りばめられていること。たった10分の体操ですが、終わった後、本当に「しっかり運動したな」という実感が得られます。全国ラジオ体操連盟によると、毎日続けることで、加齢や生活の偏りが原因の体のきしみが解消、体が本来持っている機能を回復、維持する効果があるとのこと。わずか10分の、小さな頃から親しんだ体操が、歳を重ねても自分の健康を助けてくれるなんて嬉しいですね。ぜひ皆さんも始めてみてください。あ、そうそう。体操をしながら健康チェックを行う時は、ご自分の体の状態がすぐに分かるよう、全身が映る鏡の前でぜひどうぞ。

首の痛みや首ジワ予防に「ぺったんこ枕」!

首の痛みや首ジワ予防に「ぺったんこ枕」!

皆様、快適に眠れていますか?寝ても疲れが取れない、朝起きた時に肩や首がこっている・・などという不調はありませんか?実はそれ、「枕」のせいかもしれません。ずっしりと重い頭を支える首や肩の筋肉には常に負担がかかっています。合わない枕で寝ていると、睡眠中も緊張が解けずに、コリや痛みを招いてしまうのです。逆を言えば、枕を変えただけでそれらが改善することもあるのです。

私は「ぺったんこ枕」を愛用しています。テレビのトーク番組で女優さんがお話されていたのですが、高すぎる枕は首じわの元だそうです。確かに高い枕で寝ると、アゴが引けて首にシワが寄ってしまいます。それは大変!それからは旅先でも、バスタオルを折りたたんで簡易ぺったんこ枕を作るほどお気に入りです。人によっては低すぎる枕だと、アゴが上がって首に負担がかかる場合もあるそう。

幸いに私は朝起きる時に首が痛い、ということは一切ありませんので、この高さが合っていると思います。大切なのはご自分に合う枕を選ぶこと。
首や肩が朝からこっている、という方は「ぐっすり眠れてすっきり起きられるか?」という基準で、ご自分に合う枕を探してみてはいかがでしょう?

肝臓に良くて滋養が豊かな「しじみ」を食卓へ

肝臓に良くて滋養が豊かな「しじみ」を食卓へ

江戸の昔、庶民のタンパク源として、二日酔いのお薬として、体に良いとされてきたしじみは、庶民の身近な食養生の食材でした。現代では「しじみの肝機能を高める働き」が医学的に解明されています。昔の人は偉かった!(笑)
さて、しじみに含まれる肝臓に良い成分といえば「オルニチン」と「タウリン」です。

オルニチンは腸で吸収され、肝臓に運ばれると、アンモニアなどの体に有害な物質の解毒を助け、肝臓の保護、肝臓内でのタンパク質合成にも一役かってくれるという、肝臓にとって大切な働きをしてくれます。

タウリンは酵素の働きを助け、アルコールの分解を早めることで肝臓の負担を軽減させ、且つ肝臓内の中性脂肪を減らしてくれて、まさに脂肪肝の改善にはなくてはなりません。これらは実は元々体の中にある成分です。でも肝臓のためには外からの補給も大切。しじみには、これら2つの成分の他に、体内でタウリンが作られる際に必要な「メチオニン」も豊富に含まれるので、タウリンそのものに加えてタウリンが作られる率も高まるというまさに一石二鳥。

しかもしじみにはアルコールの代謝をうながす「アラニン」、そして脂肪の代謝を助け、脂肪肝の進行を防ぐほか、肝臓の機能も高めてくれる頼もしいビタミンB12といった成分も含まれているのです。肝臓にとってこれらが協力しあって働いてくれることは、とても重要です。

しじみにはその重要なファクターが豊かにつまっているのです。お酒の翌朝のしじみのお味噌汁がなぜ良いか・・もうおわかりですね?

低カロリーでカルシウムたっぷり!カッテージチーズで骨粗しょう症予防を

カッテージチーズ

骨粗しょう症予防のためにカルシウムを摂らなけりゃ・・と思うのですが、牛乳ばかりそうそう飲めないし、チーズは大好きなのですが意外に高カロリーなので、体重増加のリスクがあります。そんなときに見つけた「カッテージチーズ」。脱脂乳を乳酸発酵・熟成させない製法で作られる、別名「ダイエット中でもOKなチーズ」です。

脂肪分が少なくカロリーは1/3~1/4で低カロリー!ですが、タンパク質もカルシウムもしっかり摂れます。酸味があるのでヨーグルトのよう。チーズが苦手な方でもこれなら大丈夫。逆に酸味が苦手な方は少量の蜂蜜やジャムで少しだけ甘みをつけてどうぞ。

まつ毛の悩みは医療機関に相談できます!

まつ毛の悩みは医療機関に相談できます!

「最近まつ毛が減ってきたような・・」、「何だか薄くなってきた」など、歳を重ねるとまつ毛でも悩むようになってきませんか?実はこれらの悩みは、まつ毛が不足したり不十分な状態になる「まつ毛貧毛症」の可能性があるのです。原因は様々、一概に加齢によるもの、というだけではなく皮膚や体の疾患、抗癌剤の副作用、あるいはマスカラやビューラーを使用することやまつ毛のエクステ等でダメージを与えている場合もあるのです。

まつ毛は外からの刺激や異物から、目を守ってくれるものですが、抜けたり切れたりしても頭髪とは違ってすぐに伸びるわけではなく、不足や不十分な状態になりやすいのです。実際そのような状態の対処法は頭髪や肌と同じように、バランスの取れた食事や質の良い睡眠、ストレスを上手く発散し正しい生活習慣を心がけることです。ですが現在は、まつ毛の相談を受けるクリニックも多くあるのですよ。お時間のあるときに「まつ毛クリニック」で検索してみてください。もちろん当クリニックでもまつ毛相談を実施しております。問診によって「まつ毛貧毛症」と診断されれば治療薬が処方されたり、(「まつ毛貧毛症」の治療は自由診療です。保険は適用されませんので全額自己負担です。)植毛といった方法もあるのです。そのほか、まつ毛に負担をかけないメイクの仕方や、普段気をつけていただきたいことなどもアドバイスさせていただいてます。

まつ毛も体の一部です。肌の悩みで医療機関に相談するように、まつ毛についても気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

爪はオシャレと健康のバロメーター

爪挟み揉み

「爪のはさみもみ」で心身ともにリラックス!!

私は仕事柄、派手なネイルはNGですし、忙しくてなかなかネイルサロンへも行けませんので、自宅でマニキュアを塗るぐらいなのですが、キレイな色の爪を見ると気分も若返ります。爪を美しく整えることは、おしゃれ心も満たされますよね。私の患者様で80代の女性は爪のケアも怠らずとてもきれいなお爪を維持されています。爪の先までケアが行き届いているような方はご自分の健康管理にも前向きで、若々しくとても元気でいらっしゃるように見受けられます。
実は爪の生え際には自律神経のうち、副交感神経に通じるツボがたくさんあって、ここを刺激することでリラックス状態への切り替わりが促されるといわれています。
これはぜひ普段の習慣に取り入れたいですよね。

そんな嬉しいツボ押し、「爪のはさみもみ」のやり方は簡単。手の指の爪の生え際の両脇を親指と人差し指で挟み、10秒から20秒ギュッと指圧します。1日2回ほど、家事の合間や湯船の中でもんでください。
ただし、薬指は活動時に働く交感神経を逆に刺激してしまい、リラックスできなくなりますから避けてくださいね。

年末年始太りも怖くない!「週末ゆる断食」のススメ

ウィルキンソン

年末年始は毎日が「食べすぎちゃったな」の連続ですね。この期間にダイエットとして食事をセーブするのは、悔しいし難しいもの。そこでこの過食月間を、土日の2日間だけ、普段よりも低カロリーで「腸」に効く野菜や果物を適量摂る食事法、「週末ゆる断食」で乗り切りましょう。2日間食事を控えて、過食気味の1週間の帳尻を合わせて体重オーバーを防ぐのです。断食といっても何も摂らないのはNGです。

一食分の目安は、ゴマ25g・海苔3枚・ミニトマト15個ほど。お茶を飲みながらゆっくり頂くのがコツです。手のひらに乗るほどの果物ならおやつに摂ってもいいでしょう。空腹がつらい方は高カカオのチョコレート(カカオ70%以上)を1、2個つまんでもかまいません。

そうして食事を控える分、水分補給はしっかりと!2.5リットルの炭酸水を1日かけて飲みましょう。炭酸はお腹が落ち着き空腹感が和らぎます。私が愛飲しているのは、炭酸が多く含まれる「強炭酸」のウィルキンソン。普通の炭酸より満腹感が得られます。注意点として、冷たい飲み物は胃腸を冷やすので、必ず常温で。飲みづらければレモン果汁を加えてみましょう。「早めの体重ケア」が体型を維持する秘訣です♪

「自律神経を整える健康の知恵袋」 2016年11月15日発売

「自律神経を整える健康の知恵袋」 2016年11月15日発売

私が監修した新しい本、「自律神経を整える健康の知恵袋」が主婦の友社より2016年11月15日に発売されました。
自律神経を上手に整えるためのテクニックが満載です!
この本は自律神経の乱れにより、様々な慢性的な体の不調を抱える方にぜひ読んでいただきたいと思います。

自律神経の乱れ、すなわち「交感神経」と「副交感神経」のバランスが崩れると、ざっと上げただけでも便秘・肩こり・不眠・冷え性・イライラ・だるさ・めまい、そして更年期の諸症状などなどなど、特に女性を悩ます多くの症状を引き起こします。

一冊丸ごと、自律神経を整える様々な方法を症状ごとにわかりやすくまとめました。一例ですが、「便秘」には「床に座って手で背骨をこする」。「不眠」には「ペンを手のひらで転がす」。「冷え性・ほてり」には「生姜とシナモンの紅茶を飲む」などなど!
お家で簡単にできるストレッチ、習慣化すると良い軽い運動、症状改善に効果のある食べ物の紹介、え?そんなことでいいの?というちょっとした豆知識が盛り沢山です。普段私がこのコーナーでご紹介していることや、初公開の美容法も写真入りで詳しく紹介しています。

病院へ行くほどでもないけれど、気分が晴れやかになれない体の不調。特に閉経後の女性には、自律神経を乱すストレスがかかりがちな世代。様々な不調は自律神経の乱れが原因だった、というケースは少なくありません。そういう歳だから仕方ないなんてあきらめないで!自律神経を整える生活を心がけながら、できることから始めましょう。この本が、そんな皆様の助けになることを願っています。

とはいえ、症状が深刻な場合は、クリニックで治療も行っていますので、お気軽にご相談にいらしてくださいね。

「 自律神経を整える健康の知恵袋」はこちらで購入できます。

この冬の寝る前の一杯は「えごま茶」で決まり!

えごま茶

人は寝ている間でも発汗によって水分が失われます。それに伴い血液がドロドロ状態になり、血管をつまらせる血栓ができやすくなります。

そんな血管トラブルを防ぐために、私は寝る前に必ずコップ一杯の水を飲むようにしています。夏場は常温の水。暑いからといって氷入りはNG!体を冷やすことは体調を崩す要因になるからです。

これからの寒くなる季節は、水の代わりに温かいものを飲みますが、白湯では味気ないし緑茶やコーヒーはカフェインのせいで、安眠が妨げられてしまいます。そんな時出会ったのが「えごま茶」。

これには、体に良い油として注目の「α-リノレン酸」に加え、シソ科のローズマリーに多く含まれる「ロズマリン酸」というポリフェノールも多く含まれています。「ロズマリン酸」はアレルギーを防いだり認知症予防の効果も期待できるそう。血栓予防に加えて嬉しいおまけ付き、といった感じです。

今年の寝る前の一杯、温かい「えごま茶」でぽかぽか温まって眠りにつけそうです。

転倒防止には「体幹」を鍛えること!「低反発パッド」でバランス感覚を養いましょう

体幹とは、体の中心である胴体部分のこと。私達の姿勢を支え、バランスを維持する要です。
これが弱いとバランスが崩れやすく転倒しやすくなってしまいます。

私も最近始めたピラティスで、自分の体幹をあらためて意識するようになりました。体幹がしっかりしていると、ピラティスの様々なポーズが美しく決まりますが、私的にはいまひとつしっくりこないのです。そこで、「低反発パッド」で1分片足立ちをし、体幹を鍛えることに。歳とともにバランス感覚も落ちてゆくもの。

でも、トレーニングすればいくつになっても取り戻せるのです。最初こそ、すぐにぐらぐらしてしっかり立っていられなかったのが、ふとした時や電話中などにこまめに片足立ちを続けたら、10日目足らずで、自分の体幹をきちんと支えられる足裏ポイントを見つけました。人によって(骨格や筋肉の違いから)コツは違いますが、私の場合は足の親指の付け根でした。今は「低反発パッド」の上で、しっかりバランスを取って1分片足立ちができるようになりました。

骨折の原因である転倒を防ぐためには、足の筋力アップの必要ですが、バランス感覚の強化も必須なのです。手軽にできる「低反発パッド」に乗っての片足立ちを、ぜひ習慣にしてみてください。

2017年カレンダー製作中

2016年カレンダー

只今、来年度(2017年)のカレンダー作成中です‼️

恒例の「ドクター英子カレンダー」をオリビア化粧品さんのご提供で作成中です。

来年度で11年目になります。ずっと白衣姿です。(笑)

「毎日、白衣姿の先生の顔を見てると、塩分をひかえよう、とか、ウォーキングをしようとか、生活習慣に気をつけるようになります・・」

「血圧のお薬はちゃんと飲まなくちゃ、と思います」

「寂しい夜も白衣の先生に励まされます」

「石原裕次郎の写真を並べて、貼ってます」

「掃除の時は、先生のカレンダーにも、はたきをかけて、挨拶しています」

「クリニックに行く日の印をつけています」

「大安や仏滅や友引が分かり易く、重宝してます」

「飲み過ぎた時は、先生がにらんでいる気がする」

「どこから見ても、先生と目が合う、不思議なカレンダー」

など、いろんなコメントを頂きます。出来上がり次第、皆さまに差し上げます。

楽しみにお待ち下さいね^_^

右は今年(2016年)のカレンダーです。

体ポカポカ、むくみ、外反母趾にも効く「手と足握手」!

体ポカポカ、むくみ、外反母趾にも効く

手先、足先の冷えは女性の大敵。でも今は冬だけでなく夏でもエアコンによる夏冷えが辛いですよね。お風呂であたたまるのが一番ですが、もっと手軽で簡単な方法があるのです。名づけて「手と足の握手」。足の指の間に手の指を入れ、グッと握手するみたいに握り、そのまま足首をぐるぐる回します。実を言うと、これは以前習っていたベリーダンスの準備体操。「痛いけど気持ちいい」がクセになり、自宅でテレビを見ながら、新聞を読みながら、気がついた時に実践していたのです。これによって、足先にあるツボや、経絡というツボとツボを結ぶ「気」の通り道が刺激され、温かい血液が体中をめぐるようになります。手と足の指の握り合い、足首回しを10回ほど行えば、不思議なほど体がぽかぽかします。足の指が開きにくい方は、お風呂あがりに行ったり、マッサージオイルを使うとよいでしょう。私も経験済みですが、続けると縮こまっていた足指が自然と開くようになり、外反母趾にも効果的な「手と足握手」!足がだるい、むくむ、という時にもぜひどうぞ。とても効きますよ!

血管若返りに必須の「オメガ3」を手軽に取るには?

チアアサイー オメガチャージ

「人は血管から老いる」と言われているほど、血管の若さを保つことはとても重要です。すなわち動脈硬化の予防ということです。そのための情報は色々ありますが、中でも血管の柔軟性を高め、血液が血管で固まったり詰まったりするのを防ぐ効果が高いのは、「オメガ3」という必須アミノ酸です。DHA、EPA、αリノレン酸といった成分で、生の青魚やアマニ油、えごま油に多く含まれます。

最近特に話題なのが「チアシード」という南米ではポピュラーな植物、「チア」の種。オメガ3を豊富に含んでいることからスーパーフードとして大人気です。見た目は種らしくゴマのような大きさで、無味無臭ですからヨーグルトに混ぜて頂いてましたが、今ひとつ食べづらかったので続きませんでした。

けれど、これほどのスーパーフードを取り入れない手はない、なにかよい方法はないかしらと思っていたところ、とても手軽に、しかもおいしく摂取できるドリンクを発見しました!ピタヤ(ドラゴンフルーツ)、アサイーの2種類のお味で、どちらも果汁の中にふくらんだチアシードがたっぷりはいって、(チアシードは基本水分でふやかして頂くので)手間いらずでしかも一袋でオメガ3が1400mgも入っています!

おかげで、しっかりとオメガ3が摂取できていますし、なんとチアシードにはオメガ3以外にも驚くほどの栄養素があり、食物繊維も大変豊富なのです。そのせいか、普段から良いお通じの私ですが、さらによくなった実感がありますので、血管を若返らせながら、腸の環境も整えられています!

※写真は私が飲んでいるパウチタイプチアシードドリンク。フルッタフルッタのチアアサイー オメガチャージ

夏場の血管詰まりを予防する 体操編

夏場の血管詰まりを予防する 体操編

ドロドロ血液になりやすい原因の一つは、明らかに運動不足が挙げられます。体を動かすことで血行を良くし、静脈・動脈、どちらにできる血栓にも予防効果が期待できるとされています。とはいえ、真夏に屋外での運動は、脱水の危険があり逆に血栓が出来やすい状態を促進させます。何もすごいことをしなくても、日常的にお家の中でちょこちょここまめに体を動かす習慣をつけましょう。それに加えて、特に血栓が出来やすい足の体操を重点的に行いましょう。これから紹介する体操は立ってするものですが、座りっぱなしの仕事で・・という場合でも、貧乏ゆすりのようにかかとを上げ下げする・座った状態でゆっくり足踏み・足の指を開いたり閉じたり、といった簡単なストレッチを意識してするだけでも違いますよ。

○足のむくみも解消・おもいっきり1分つま先立ち
ふくらはぎの筋肉を鍛えることで、心臓へ血液を送る力がアップし下半身の血液停滞を解消し、血栓が作られにくくなります。やり方は簡単。足を肩幅に開いて立ち、椅子につかまってもかまいせんので、できる範囲で思い切りつま先立ちをし、1分キープ。辛い人は10秒から始めて徐々に時間を伸ばしましょう。

○足の付根を意識してらくらくもも上げ
足の付根は血流がたまりやすい部位。固まりがちな股関節をほぐす体操です。背筋を伸ばし、足を肩幅に開いて立ち、左右の足を腰の位置まで上げながら足踏みを行います。1・2・1・2とリズミカルに。慣れないうちは足を高く上げなくても大丈夫。できる範囲で行いましょう。

脳梗塞・心筋梗塞を引き起こす「血栓症」実は夏場が要注意!その対策をお教えします!

心筋梗塞

夏は汗をかきやすいため、水分不足になりがちです。そのせいで血液の濃度が上がり、血管内に血の塊(血栓)ができやすくなるのです。血栓ができたせいで血液の流れはさらに悪くなり、あげくその血栓がはがれてしまうと、血管内で詰まる「血栓症」の危険性が上がります。血栓症が脳の動脈で起こると「脳梗塞」、心臓の動脈なら「心筋梗塞」「狭心症」、肺の動脈なら「肺塞栓症」、手足の静脈なら「深部静脈血栓症」(このふたつが同時に起こる症状は、エコノミークラス症候群という名前で知られています)と、詰まる血管の種類や位置によって症状は様々です。しかしどこで起きてもたいへん重大な疾患であることには間違いありません。
血栓を防ぐには、動脈では血管の老化(動脈硬化)を食い止めること。静脈は血流を良くすることが有効といえます。どちらにも共通するのが、濃度の高いドロドロ血液を、サラサラに変えることです。悪玉コレステロール、中性脂肪が多い状態、もしくは暑さによる大量発汗で血液中の水分が減ることも、ドロドロ血液の要因になります。すでに血栓ができて治療が必要な場合は、血液をサラサラにする薬(抗凝固薬・抗血小板薬)が処方されます。ですが、血栓予防は日常生活に気をつけることでも可能です。

<夏場の血管詰まりを予防する実践編>

【朝にできること】 
○血栓は深夜から早朝にかけて最もできやすいとされています。目が覚めて勢い良く動くと足にできた血栓が肺動脈で詰まる肺塞栓症の引き金になりやすいので、夜のうちに枕元に常温の水を用意しておき、目が覚めたらゆっくり一杯飲むと良いでしょう。
○夏バテで食欲がないなら、果物を食べて栄養と水分を補いましょう。時間がなければ野菜やフルーツジュースでもOK。

【昼にできること】
○とにかく夏の日中は不要な外出を避けたいものですが、そうも言ってられない場合は熱中症予防も兼ねて飲み物をこまめに摂ることです。カフェインが含まれるコーヒー、紅茶、緑茶などは利尿作用がありますので逆効果。体温調節を行うミネラルが入った麦茶がおすすめ。できれば水筒などに入れて携帯し、喉が渇く前にこまめに摂取しましょう。
○室内の冷房も効きすぎて身体が冷えきってしまっては、血液ドロドロが促進されますので要注意。上手に温度を設定し、できるだけ常温の水分をとりましょう。場合によっては温かいものを。

【夜にできること】
○血栓は深夜から早朝にかけての時間帯ができやすいので、夕食こそ血栓予防食材を摂るのがベスト。青魚・納豆・玉ねぎ・緑黄色野菜・きのこ類・海藻類など、これらを意識してメニューに取り入れましょう。
○ドロドロ血液にはストレスも無関係ではありません。お好みの入浴剤を入れた40度以下のぬるめのお湯にゆっくりつかって、ゆったりあたたまるのをおすすめします。シャワーだけでは血の巡りが良くなりませんので、しっかり湯船に入ること。そして寝る前にはコップ一杯の水を飲むのも忘れないで。

次回は<夏場の血管詰まりを予防する体操編>をおとどけします。

若返りビタミンが豊富なアーモンドを取り入れましょう!

腸内環境を整えて、健康と若々しさを保つ、とっておきの方法教えます!

私は「腸内環境」とか「腸内フローラ」といった言葉が注目されるずっと前から、全身の健康の要は「腸の健康」であると思って、常に気をつけてきました。おかげで還暦を過ぎた今でも便秘知らずで、とても良好な排便習慣を保っています。実年齢をいうと驚かれるほど若くいられるのは、腸が健康で元気に働いてくれているからだと思っています。それというのも軽視されがちですが、「便秘」は肥満につながり、糖尿病を含む生活習慣病のリスクを高めるという報告もあるぐらい、甘く見てはならない現象だからです。
身体にとって不要なものを排出できない状態である「便秘」。腸内に溜まった便は時間とともに腐敗し、有毒物質が発生します。肝臓がその毒素を解毒できなければ、血液とともに全身に回ってしまいます。毒素によって基礎代謝が低下し、太りやすくなりますし、ホルモンバランスが崩れ、インスリンの働きが悪くなり血糖値の上昇も招きます。毒素はさらに血管にダメージを与え、動脈硬化を促し、吹き出物や肌荒れとなって表面に現れます。
そこで、私が実践している「腸の毒素抜き」健康法をご紹介します。

●「体重を測る」
まず一番大事なのは体重をきちんと測って、自分の状態を把握すること。毎日お祭りのように好きなモノを好きなだけ食べるといった生活ではなく、自分の体重を自分で管理しコントロールするためです。

●「体重を微調整」
コントロールするためには、微調整が必要です。平日はお付き合いもあったりして、なかなかストイックにはできないもの。ならば、食べ過ぎた平日分の体重を、「週末ゆる断食」で調節します。完全に食べないのではなく、低カロリーで腸の毒素抜きに有効な食材を適量摂ることがコツです。

基本は、食べ過ぎの翌日の食事を控えめにしたり、ひと駅歩くなどの運動を増やすことで帳尻合わせをします。しかしどうしても調整できなかった場合は、週末の土日だけ、ゆる~い断食を。1回で2.5kg減が可能です。

※HOW TO「週末ゆる断食」

金曜日:夕食は9時までに終わらせる
土曜日:朝食は「大根おろし納豆」、もしくは「アーモンドヨーグルト」など軽めに
「ゆる断食」スタート。昼食は、のり3枚・ごま25g・ミニトマト15個・お茶2杯
小腹が空いたら70%以上の高カカオチョコを少量だけ!
夕食 のり3枚・ごま25g・ミニトマト15個・お茶1杯
日曜日:朝食は豆乳1パック(125ml)を、噛むようにゆっくり飲む
昼食は、のり3枚・ごま25g・ミニトマト15個・お茶2杯
おやつとして、リンゴやバナナなどの果物(手のひらに乗る量)
夕食は、のり3枚・ごま25g・ミニトマト15個・お茶1杯
両日とも2.5Lの炭酸水を1日かけてこまめに飲むこと。

●「便秘解消」
腸のぜん動運動を促す体操で、常に腸のコンディションを整えることが大切。お腹が張って苦しい時は即効性のある「開けっ広げ体操」、「くねくね腰回し」は腹筋を鍛えて便を押し出す力をパワーアップ!(上図をクリックすると拡大します)

若返りビタミンが豊富なアーモンドを取り入れましょう!

若返りビタミンが豊富なアーモンドを取り入れましょう!

ハッピーエイジングに貪欲な私は、健康で美しさも保てる方法があれば積極的に取り入れます。
今回ご紹介するのは「アーモンド」です。アーモンドの魅力は、何と言っても「若返りビタミン」と称されるビタミンEが豊富なことです!これはアンチエイジング対策として取り入れないわけにはいきません(笑)

そのままでもいいのですが、固くて食べにくいと思われる方は、ぜひヨーグルトに混ぜて一緒に摂ることをお勧めします。ヨーグルトは腸内環境を整え、カルシウム摂取も助けてくれる、健全な排便習慣の強い味方です。ヨーグルトにアーモンドを10粒ほど入れたら、よーくかき混ぜて、5分ほど置いておくと、アーモンドが程よくふやけて柔らかくなるので食べやすくなるのです。アーモンドは他のナッツ類に比べて糖分が少ないのも嬉しいですね。私はこの「アーモンド・ヨーグルト」を朝食に加えました。
意外と食べごたえ、満腹感、ともに二重丸ですので、ぜひお試しください!

良い香りは脳に良い刺激をもたらします

良い香りは脳に良い刺激をもたらします

「アロマオイルが認知症予防に役立つ」というニュースをご存知ですか?
ある研究機関によれば、香りによる刺激が脳を活性化し、脳の機能の衰えを防ぐというものです。確かに香りは人の脳に深く働きかけます。特に脳の感情や記憶の部分に。すれ違った人の香水の香りが、昔の友人を思い出させるだとか、サンオイルの香りが海で遊んだ記憶を呼び起こすとか。良い香りは脳に良い刺激をもたらします。それにより、自然治癒力をも促すと考えられるのです。私のクリニックでは、点滴室でアロマオイルを香らせています。患者様にリラックスしていただきたいのと、上記のような良い刺激によって自然治癒力をも高めたいからですが、とても好評を頂いています。もちろんアロマオイルだけではなく、良い香りのする花を飾るのもいいでしょう。挽きたてのコーヒーの香りを楽しんだり、さり気なくほのかに香るお気に入りのフレグランスを探すのもいいですね。「良い香りだなぁ」と意識して楽しむことが良い刺激になると思います。

実はヘルシー食材!「高カカオチョコ」!

実はヘルシー食材!「高カカオチョコ」!

チョコレートといえば甘くて美味しいけれど、太ってしまうおやつの代名詞でした。ですが最近巷でもよく見かける「高カカオチョコ」は違うのです!一般にカカオ含有率が70%から100%のものを「高カカオチョコレート」といいますが、何と言ってもポリフェノールの量が段違いなのです。私はゴディバのカカオ豆85%がお気に入りですが、そのほろ苦い味わいは「ポリフェノールを摂っている!」という感じです。

高カカオチョコは糖質が一般のチョコレートより少ないため、血糖値の上昇は穏やかですし、ほんのひとかけらでお腹が落ち着くので、食前に食べれば食べ過ぎの防止にもいいのです。
さらにカカオ豆の苦味成分「テオブロミン」は、ストレス緩和、満足感を与える効果が期待できますので、空腹によるイライラを鎮めるので間食にはぴったりです。加えて「リグニン」という食物繊維も豊富に含まれていますので、便通もサポートしてくれます。

朝、コーヒーと一緒に小さな高カカオチョコを一枚。プチ贅沢気分を味わってみてはいかが?
ただし、何でもそうですが、食べ過ぎはNGですよ(笑)

寝たきりを防ぐ朝の習慣!「30秒の片足立ち」!

寝たきりを防ぐ朝の習慣!「30秒の片足立ち」!

私は毎朝必ず体重を測ります。毎日測っていれば、「0.5kg増えたな、今日は多めに歩こう」とか「今日はおやつを控えよう」と、すぐに帳尻合わせができ体重維持がしやすくなります。そして、そのあとまたもや必ずすること。それは鏡を見ながらの「片足1分立ち」。

タイマーを1分セットして左右の足でそれぞれ30秒間立つのです。最初はすぐに身体がふらふらしてまっすぐ立っていられません。これは「大腰筋(太腿の筋肉の総称)」が衰えている証拠なのです。

大腰筋を鍛えれば、足全体をしっかり持ち上げる力がついて、小さな段差でつまずいて転んでしまうこともありません。万が一転んでしまって骨折、しかもこれがきっかけで寝たきりになるというリスクを回避できるのです。この「片足1分立ち」を毎日の習慣にして寝たきりを予防しましょう。

足の親指にギュッと力を込めて立つと、姿勢を維持しやすくなります。
これを続けて、今では足を高く上げたり、マットの上など不安定な場所でもブレずに立っていられるようになりました。ぜひお試しください!

実は緑茶を上回るコーヒーの抗酸化力!紅茶党の私も今やすっかりコーヒー党に!

実は緑茶を上回るコーヒーの抗酸化力!紅茶党の私も今やすっかりコーヒー党に!

紅茶党の私も今やすっかりコーヒー党に!
朝、淹れたてのコーヒーを飲みながら新聞を読む時間は、私の至福のひと時です。実は最近の研究で、適量のコーヒーがガンや糖尿病、動脈硬化を防ぐ効果のあることがわかってきたのです。コーヒーに豊富に含まれるポリフェノール・クロロゲン酸に、老化や病気の元凶とされる「活性酸素」を除去する働きがあるためと考えられています。さらにコーヒーは脂肪を燃やす作用にも優れています。ですから、ダイエット効果を期待するなら、食後より断然食前!もちろん砂糖やミルクはなしのブラックが基本です。

私は1日に3杯、全て食前に飲むように心がけています。朝、まとめて濃い目のコーヒーを400cc(1日分)作って、その都度、お湯で薄めて飲むのです。この飲み方は、コーヒーの苦味が苦手な方にもおすすめ。飲む量を増やせば、コーヒーの利尿作用も高まるので、むくみ防止にも役立ちます!おいしく飲んで健康でいられるなんて素晴らしいじゃないですか?これが、私が3年前からコーヒー党になった理由なのです!

ナニワの美女医がこっそり教えるほんまにキレイな美容術

ナニワの美女医がこっそり教える ほんまにキレイな美容術

世間ではもはやアンチエイジングは、30代以上の女性の常識となりつつあります。
しかし私は年令を重ねることが悪いというイメージのアンチという言葉よりも、歳を重ねることが楽しい、と感じられるハッピーエイジングという呼び方のほうが好きです。歳を重ねても、いきいきと過ごせるように、若々しく過ごせるように、美容内科医として私は皆さんにどなたでもできるハッピーエイジング法をご提案したいのです。
初対面の方は決まって私の年齢を聞くと(1月で63歳になりました)、「お若いですね」と褒めてくださるのですが、同時に「その秘訣は何ですか?」とつっこんで質問されます(笑)。これまでも、ホームページ上で私が実際に行っている運動や食事といった、ハッピーエイジング習慣をご紹介させて頂いてますが、今月私の新しい著書「ほんまにキレイな美容術」が出版されました。この中には朝起きて夜寝るまでの、私が実践している様々な習慣を、写真付きで公開、解説しています。自分で言うのは面映ゆいですが、多くの方に「若いですね、キレイですね」と言われるということは、これらが私の若さや健康を支えてくれていることは間違いない事実。そんなあれやこれらを、ギュッとこの本に凝縮させました。ホームページではなかなか伝えられなかった運動の仕方や、飲み物、食べ物の作り方、どんなものを使ってどんなハッピーエイジング法を行っているかが、カラー写真で一目瞭然なので、「よさそう」「できそう」と思ったらすぐに実践していただけるはずです。
本の中でも書いていますが、私はレーザー、ボトックス、コラーゲン注射といった美容施術は一切していません。外側を整えるというよりも、33年に渡る私の内科医としての知識をフル活用して、食事や運動といったどなたでもすぐにできる方法で、内側からキレイを追求しています。そして、医師という立場では、女性特有のお悩みには、前述のハッピーエイジング法はもとより、内科的な美容アプローチで、できるだけ保険の範囲内で解決してさしあげたいのです。
キレイになる良い食事、よい運動、良い習慣、今回の本にすべてつぎ込みました(笑)。もちろん全部やらなければならないというのではないんです。
その中のひとつでも気に入ったものがあれば、どうぞチャレンジしてみてください。身体の中からキレイになれば気持ちも前向きになります。
「もう歳だから」というネガティブな考えを、キラキラ輝く笑顔で笑い飛ばしましょう!

「 ナニワの美女医がこっそり教える ほんまにキレイな美容術」はこちらで購入できます。

多彩な効能が話題の「プラセンタ療法」!

プラセンタ

脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア等の痛みやしびれが解消!さらに多彩な効能が話題の「プラセンタ療法」!
血流を改善する・炎症を抑える・神経を修復するなど、多彩な効能が相乗、腰部脊柱管狭窄症をはじめ、つらい痛み・しびれにも有効なプラセンタ。

「プラセンタ」は胎盤から抽出されるエキスです。赤ちゃんは、母体の中ではへその緒で胎盤とつながっており、胎盤から送られる栄養や酸素によって成長します。いわば胎盤は赤ちゃんの栄養供給源。そこから抽出されるプラセンタには、豊富な他種類のアミノ酸、ミネラル、ビタミン、酵素、核酸などともに、赤ちゃんの成長に欠かせない成分「細胞増殖因子」(細胞の分裂を促し新しい細胞を生み出す重要な働きをします)も含まれていて、これがプラセンタの多彩な効能を引き出しています。
ではどのような効果が有るのでしょう。
まずは神経周辺の血流を良くする作用です。末梢神経(全身に張り巡らされた神経)への血流の減少が痛みやしびれを招く一因ですが、血液の循環が高まることで神経組織の回復が促されます。プラセンタはこの働きが強力で、さらには炎症を抑えたり傷ついた神経を修復する効果も秀逸なのです。
私達の身体には痛みを抑える力が備わっていますが、ストレスを受けるとその力は弱まります。プラセンタはストレスを和らげる効果にも優れており、痛みやしびれ、うつ病にも有効とされています。

プラセンタの主な効能

● 血液の循環を良くする
● 炎症を抑える
● 壊れた細胞組織を修復
● 自律神経の調整
● 精神を安定させる
● ホルモン分泌の調整
● 肝臓の強化と機能向上
● 疲労回復を促す
● 過剰な活性酸素を除去
● 病気への抵抗力をアップさせる

「プラセンタ療法」とは上記のように、多彩な効能を持つプラセンタ注射による治療です。「プラセンタ療法」で用いられるプラセンタエキスは、出産後に役目を終えて排出されたヒトの胎盤から作られた医薬品です。そしてすでに、肝機能改善」「更年期障害」「乳汁分泌不全」といった症状に対しては健康保険が適用され、治療に使われているのです。

実は、当クリニックでも更年期障害の患者さんに対して、プラセンタを処方する機会も多いのですが、もとは更年期の治療目的でプラセンタ注射を継続されている患者さんから、「関節の痛みが取れました」といった感想を複数頂いておりました。そして最近では、整形外科でもこの治療を始めて、脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア等の患者さんに大きな効果を上げたという例も多く聞くようになってきました。その一例をご紹介すると、腰部脊柱管狭窄症と診断され、プラセンタ注射の治療を受けた患者さんが、10回ほどの治療で痛みやしびれがとれ、手術を行わずとも回復されたとのこと。さらにこの治療を受けた方の中には、腰痛改善以外の効能、「肌がつやつやになった」「疲れが残らない」「白髪が減って爪が綺麗になった」などの(特に女性には嬉しい)幅広い効果を実感されているとのこと。
様々な効果が相乗的に良い結果を生む「プラセンタ療法」。まだご存じない方に幅広く知っていただきたい治療です。当クリニックでもどうぞお気軽にご相談くださいね。

還暦からいっそう豊かな人生を謳歌する・・その大事なポイントとは?

里見英子

みなさまは平均寿命と健康寿命の違いをご存知ですか?健康寿命とはすなわち、病気や怪我で心身に障害を受けることなく日常生活を自力で過ごした期間のことです。
厚生労働省の2013年の発表によると、女性の平均寿命は86.61歳(男性80.21歳)、一方女性の健康寿命は74.21歳(男性70.19歳)です。なんと女性は12年以上も人生の最期に健康でない期間、すなわち寝たきりや要介護状態で生活しているということになります。
本来は、この平均寿命と健康寿命の差をできるだけ0にすることが、万人にとって一番の幸せだと思います。しかし特に女性の平均寿命と健康寿命の差が大きいのは、閉経を境にして女性ホルモンの分泌がガクンと減ることと無関係ではないでしょう。要介護となる原因ではリウマチなどの関節疾患、認知症、脳血管障害のほか、めだって多いのが「骨折」です。女性ホルモンの減少とともに骨がもろくなる骨粗そうしょう症がその背景にあるのは間違いのないことです。簡単に骨折しない強い骨をキープすることは、日頃からのカルシウム摂取や運動で可能です。骨粗しょう症治療では骨の破壊を抑える薬もあります。日常生活を健康に送るため、特に女性はこのことを日々心がけるのがとても大切です。

身体だけではなく心の持ちようも健康寿命を充実させるのには重要です。何もすることがなく家にいるばかりでは心もしなびてしまいます。人目を気にすることもなくなり、体型や肌の手入れも疎かになり、オシャレをしようという気分も持てなくなってしまいます。人と顔を合わせて話をするからこそ、きれいでいよう、若々しくいようという欲求が湧くのです。ただ何となく外に出るのではなく、人と会ったり新しいことに取り組んだり、といった刺激を受けてこそご自分の心を豊かにするのだと思います。時間・お金・労力を使って自分に刺激を与えてあげることは、「花に水を与えるようなもの」と、ある女性作家がお話されていました。私も全く同感です。還暦以降の人生では、自分という花に水を与え、みずみずしく咲かせてあげるために、自分のために手間とお金を使ってもいいのです。ご自分の心によい刺激を与え、ご自分の体の手入れやメンテナンスに気を使い、若々しく心豊かな健康寿命の期間をしっかり楽しんでいただきたいと心から願います。

昆布水を試してみました!その驚きの効果とは!?

昆布水

昆布には水溶性の食物繊維「フコイダイン」という粘り成分が含まれています。これは快便の友!
さらに最近では免疫力を強化してくれる作用も注目されています。私は日頃からこちらでもお薦めしています様々な健康法を実践していますが、このフコイダインも試してみようと思いました。
実は北海道でガゴメ昆布という、粘りが他のものに比べて格段に良い根昆布を見つけたのがきっかけでした。粘りが多いということはフコイダインもたっぷり含まれているだろうということで、早速根昆布水を作って飲むことにしたのです。

私はカップ部分に取ってが付いていて、グラスにもなるブレンダー(小さいミキサー)を使います。根昆布二かけら、水250ccを入れ、専用の蓋をして冷蔵庫で一晩置きます。朝になったら根昆布水のできあがり。簡単でしょう?(笑)それをおもむろに飲み干すのですが、お味は高級な昆布だしそのもの。冬場は温めて飲もうかと思っています。

そして、ここからが肝心なことですが、カップに残った根昆布はブレンダーにかけて細かくして(右の写真)、スプーンですくって残さず頂きます。最後までしっかり頂くこと、これが里見英子流の昆布水健康法です。さて、3ヶ月続けたその効果はいかに? 元々便通の良かった私ですが、ますます快調になりましたし、嬉しかったのは髪の毛のコンディションがよくなったこと!白髪が減って髪全体に黒々とボリューム感が出てきたのです!これは免疫力についても期待大です。

気長に飲み続けるのが大切ですね。昆布水にはミネラル分も大変豊富。中でもカリウムは血圧を安定させる作用がとても優秀なので、天然の降圧剤とも言われています。高血圧が持病という方にも大いにお勧めしたいですね。

メタボリック症候群と5つの「あ」!

メタボリック症候群

「メタボ健診」では、ます内臓脂肪量を基準化するため、おへその上の腹囲をメジャーで計ります。
男性は「85センチ」 女性は「90センチ」
メタボ認定を受ける第1条件が、この基準を超えてしまうことです。
次に脂質異常、高血圧、高血糖のうち2項目に当てはまれば、メタボ該当者と認定され、1項目だとメタボ予備軍と認定されます。ちなみに脂質異常、高血圧、高血糖、肥満の4項目すべて当てはまる人は、「シンドロームX」あるいは「死の四重奏」と表現されます。とても怖い感じですが、それほど様々な疾患のリスクが高いことを意味する状態だということですね。ですからメタボ認定をうけてしまわれた方は、以後は医師の指導監視下に管理されることが推奨されます。

そこで、皆様に「里見英子流メタボ認定回避術・5つの「あ」」をご披露いたします。
1つ目の「あ」:甘いものは控えめに
2つ目の「あ」:脂っこいものは控えめに
3つ目の「あ」:アルコールは控えめに
4つ目の「あ」:歩きましょう
5つ目の「あ」:あくせくしないで

気持ちをゆったり持って、程よい運動と、度が過ぎない食生活をすることが健康の秘訣なのです。ぜひ普段からそんな心がけをしていただきたいと思います。

食塩非感受性の高血圧でも減塩は大切です!

はつらつ元気 2015年 12月号

高血圧の方は塩分を控えるように。これは高血圧を改善するための食生活の基本です。塩分に含まれるナトリウムが血液中に入ると、それを薄めるために体内の水分が集まります。結果的に血液の量が増え血圧が上がるのです。ですが、高血圧には食塩非感受性というタイプが有ります。このタイプは減塩しても血圧が下がらないので、減塩は無意味ではないかと疑問視されたりもしました。しかしながら、高血圧の患者さんには、塩分控えめの食事が大切なのです。2011年に発表されたオーストラリアの研究報告によれば、高塩分の食事を摂ったあと30分もすると、動脈が固くなり同時に血流の悪化が認められたとのことです。食事によって摂り過ぎた塩分が、動脈硬化の進行を加速させると指摘されています。動脈硬化が進むことは、脳出血、脳梗塞、心筋梗塞の下地を作ることと同じなのです。塩分の摂り過ぎを注意すること、すなわちそれは血圧の安定のみならず、動脈硬化を抑えることでもあるのです。ですから、食塩非感受性の患者さんにとっても大変意味があることです。
一般に日本人の塩分の目標摂取量は、男性9g未満、女性7.5g未満とされていますが、高血圧の患者さんの場合は男女ともに6g未満(塩小さじ1杯分)に抑えることが求められています。常にこの量をクリアするのは難しいとお思いでしょうが、以下の工夫で摂取量を確実に減らすことが可能です。

血圧安定と動脈硬化の抑制に役立つ減塩のコツ
① 梅干し・塩辛など塩気の強い食品、漬物、インスタント食品を控える
② 味噌汁は具だけ食べるか、または控える
③ 醤油を直接食べ物にかけずに、小皿に入れてつけるようにする、または使わない
④ 麺類はなるべく控えて、汁は残すようにする
⑤ 調味では、お酢、柑橘類、香辛料、ハーブなどを活かす

塩分中のナトリウム排泄の強い味方は天然の降圧剤と呼ばれるカリウムです。リンゴ、バナナ、柿、ブドウ、アボカド、納豆、昆布などに豊富に含まれています。こうした食材を好んで口にすることも、高血圧と動脈硬化のリスク回避に大いに推奨できます。ぜひカリウムの補給を意識することも心がけていただきたいものです。

※「はつらつ元気」(芸文社) 還暦女医の「60歳からのレディース・クリニック」 好評連載中。
「 はつらつ元気 2015年12月号」はこちらで購入できます。 今月は『高血圧』の特集です。

2016年カレンダー完成

来年度(2016年)のカレンダーが出来上がり、クリニックで配布がはじまりました。 ちょうど10年、10枚目になります。スポンサーのオリビア化粧品さんは、今回は思いっきり華やかにしてくださいました。 定番の白衣にドレスも着ました。 ご希望の方にはサインをいたします。

エゴマ油入りおろし納豆で快便&血液サラサラ!

エゴマ油入りおろし納豆で快便&血液サラサラ!

今大人気の健康油「エゴマ油」には、αリノレン酸が多く含まれています。その効用は
●血管をしなやかにし、血栓を抑えて血液をサラサラにする
●脳の神経細胞の情報伝達を活発にする
●アレルギーを改善し、肌の炎症を抑える
ただし、αリノレン酸は長時間の加熱に弱いので、炒め物や揚げ物には不向きです。サラダなどにドレッシング代わりにかけて頂くのがいいでしょう。そこで、私が実践して最近一番のお気に入りは、こちらでもご紹介した「おろし納豆」に大さじ一杯のエゴマ油を加えていただくもの。ねばねばが程よく消えて、サラッとして食べやすいのです。
納豆の大豆イソフラボンが女性ホルモンの減少を補いますし、ブタミンKとカルシウムは骨の強化にに効果大。腸内フローラ(腸内の細菌群)を活性化させる食物繊維もたっぷりで、便の排泄を促進してくれますから快便の強い味方になってくれます。そして納豆特有成分であるナットウキナーゼは、薬並みの作用で血栓を溶かして、脳や心臓の血流をスムーズに改善してくれます。そこにエゴマ油が加われば、血液サラサラがダブルの効果!そして大根おろしは不足しがちなビタミンCを補います。なんという強力な健康食でしょう!
話題のエゴマ油の効能をまるごと、そして簡単に取り入れる事ができる強力レシピとして、ぜひ「エゴマ納豆おろし」をお勧めいたします。

2016年カレンダー製作中

2015年カレンダー

2016年度の「DR 英子カレンダー」の作成に入りました。

来年で、ちょうど、10年目、10枚目になります。

スポンサーさんの「オリビア化粧品」さんは、デザインと使いやすさに工夫を

凝らしてくださり、 毎年大好評です。

どうぞ、楽しみにしてくださいね。

右は今年(2015年)のカレンダーです。

英子の「美腸な1日」大公開

からだにいいこと 2015年 11月号

内科医としての私の専門分野は「腸」です。だからこそ自分の腸内環境ケアには人一倍気を使います。便は腸内環境を映す鏡。バナナ状の健康な便が毎日するっと出るのが健康の証です。女性のがん第1位は大腸がん。血液が混じったりしていないか、といった便のチェックはとても大切です。私は懐中電灯持参でトイレに入るんですよ(笑)
良い便通に欠かせないのは、何と言っても食物繊維のこまめな摂取です。ここで何度もお話しています通り、リンゴなどに含まれる食物繊維は便秘解消に大変高い効果を発揮します。一度にたくさん摂ればいいというものではありません。こまめに摂るのがポイント。
中だけではなく外からの刺激も腸内環境には有効です。運動やマッサージでも腸を働かせることはできます。腸自体の動きが悪いとせっかく食物繊維を摂っても快便にはつながらないことも。
そこで今回は、私が実践する「美腸習慣」を大公開!ぜひ皆様の生活にも取り入れていただきたいと思います。

●午前5:30起床 腸を背中から刺激するボールマッサージ
目覚めたら布団の中で腸も起こしてあげましょう。
100円ショップで売っているゴムボールを、敷布団と自分の間、腰の上あたりに置いて体をゆらして転がします。背中側から腸を刺激してあげましょう。

●午前6:25 腸が活発に動きだす腰回しエクササイズ
腰を回すことで腸を刺激するエクササイズです。腰をゆっくりと回転させながら重心を左右に移動させます。左右とも10周ずつ行いましょう。

●午前6:25朝食 腸にいいものたっぷりと
「根昆布水」「リンゴミルク」「おろし納豆」等など、こちらで紹介しました腸に良い定番メニューの他に、腸内の善玉菌を増やすために意識して摂っているのは乳酸菌です。私はカゴメ「ラブレ」、明治「プロビオヨーグルトR-1」の2種類を毎朝欠かさず摂っています。

●午前7:00 朝のトイレでしっかり便チェック

●午前9:00出勤 診察の合間に患者さんと腰回し
運動を兼ねて診察の合間には院内を歩きまわります。患者さんに話しかけながら、「腰回しエキササイズ」を直接ご指導することもありますよ(笑)

●午後12:00昼食 ランチは軽めで腸を休ませて
以前はしっかり食べていましたが、最近は胃腸に負担をかけないように「軽め」を優先して、ゼリーなどをささっと食べています。

●午後15:00 お腹が空いたらサプリと炭酸水
前回ご紹介したバナナ酢を飲む時も、私は炭酸水で割るのが好きです。炭酸水は満腹感が得られますし、腸にも刺激を与えてくれます。お気に入りは「ウィルキンソン」です。他には松谷化学工業「パインファイバー」を500mlペットボトルの水に溶かしたものを持参して、診察中に飲み切るようにしています。これは3包で1日分の食物繊維が取れるのでおすすめですよ。

●午後19:00夕食 夕食はしっかり食べて腸をフル活動させて
昼食が軽めだった分、夜はしっかり頂きます。フレンチや和食のコース料理でもなんでもござれ(笑)とはいえ、あまりにごちそうが続きすぎて、食べ過ぎてるなと思ったら、私は1日だけのプチ断食をします。丸1日、胃腸を休めて空っぽにします。胃腸の疲労を防いであげられますし、体重の増加もセーブできますしね。

●午後22:00入浴 半身浴で腸を温めて
みぞおちから下までのお湯につかって、たっぷり1時間。時にはそれ以上になる時もありますが、毎日の半身浴はかかせません。ゆっくりとお湯につかって腸を温めてあげるのです。いろいろな入浴剤を試してその日の気分で楽しみましょう。

●午後23:00就寝 ベッドの中で1日の締めくくりのマッサージ
横たわった状態で、円を描くように両手の指でぐっぐっとお腹(腸)の上を押していきます。腸の左下周辺には便がたまりやすいので、その箇所に重点的に刺激を与えてあげましょう。翌朝が楽しみですよ。

※詳しくは 「月刊からだにいいこと 2015年11月号」に掲載されています。
 「 月刊からだにいいこと 2015年11月号」はこちらで購入できます。

ダイエットだけではない、いいことだらけの「バナナ酢」!

バナナ酢

私が還暦を過ぎても理想体重をキープできている強い味方は「バナナ酢」です。医師という立場上、皆さんに不健康なダイエットをオススメするわけにはいきません。この「バナナ酢」は、私を理想体重に無理なく到達させたダイエット効果があるだけではなく、お肌や健康面にも大変すぐれた効能があるのです。
作り方はいたって簡単です。

<材料>
皮をむいたバナナ 100g/中くらいの大きさなら1本、小ぶりなものなら1本半
お酢 200ml(リンゴ酢、米酢、黒酢、ワインビネガーなどお好みのもの)
黒糖 50g (氷砂糖、上白糖、グラニュー糖、ハチミツなどお好みの甘味料)

<作り方>
① 皮をむいたバナナは2cm程度の輪切りにする
② レンジ対応の広口瓶、もしくは保存容器に①、黒糖、お酢を入れる
③ 蓋をせずにレンジに②を入れ、500Wなら40秒、600Wなら30秒加熱する
④ レンジから出して、常温で翌日から摂取できます(1年保存が可能)

※大さじ一杯を水や炭酸水で割ってどうぞ。私は朝はお水で割って飲むことが多いですが、その他は豆乳や牛乳割りも。ですが一番のお気に入りは炭酸水で割って頂くものです。特に運動後のバナナ酢の炭酸割りは最高です。

さて、ではまずバナナ酢の何がダイエットに有効なのか。一つにはお酢の酢酸効果です。酢酸はクエン酸回路という細胞内でエネルギーを生む回路を活性化させます。その際、体内の脂肪燃焼が促進され、ダイエット効果が得られるのです。材料の中の黒糖にも秘密があります。黒糖に含まれているフェニルグルコシドという成分は、糖の吸収を抑える働きがありますし、ミネラルが豊富なので効率よく脂肪を燃やしてくれるのです。これらのダイエット効果だけではなく、バナナの食物繊維が便秘解消を助けてくれますし、同じくバナナに含まれる豊富なカリウムは、利尿作用がありますのでむくみを解消し、体内のナトリウム排泄を促し、血圧を下げる効果も期待できます。クエン酸回路が活性化されると、脂肪燃焼だけではなく疲労回復にも繋がります。さらにさらに嬉しいことに美肌効果もあるのです。いいことだけらけの「バナナ酢」をぜひ一度お試しください!

夏も乾燥肌になります!冬だけではなく加湿器をしっかり使いましょう

加湿器

人の皮膚は季節に応じて水分の分泌量を調整しており、夏は汗をかくための皮脂の分泌が増えて保湿力が高まるのですが、冷房が効いていると汗をかかずに過ごすため、本来の保湿力が活かせません。もともと備わっている身体のコントロール機能がうまく働かないのです。とはいえ、やはり多少の汗はかくもの。汗は蒸発する際、皮脂も奪っていくので、汗をかきやすい夏は冬よりも肌が乾燥しがちなのです。
そこでおすすめなのは、冬のものだと思われがちの加湿器です。お昼間に紫外線も含めダメージを受けた肌の乾燥を防いでくれるのです。クーラーが効いた室内では皮脂の分泌も少ないので、うるおいを保持するためにも加湿器はぜひ使いましょう。ちなみに私の診察室にはペーパー加湿器(電気を使わない蒸発式の加湿器)。自宅の寝室にはペーパー加湿器、スチームの出るナノケア、そしてプラズマクラスターで万全です!(笑)

最近疲れてる?と言われたら要注意!たかがクマ、されどクマ!

里見英子

目の下のクマは老けて見られる要因のひとつ。一般的に疲れからくるものと思われがちですが、実際はシワやたるみと同様に肌の老化によるものが多いのです。「最近疲れてる?」と何人かに言われたら、クマ注意報です。早速ケアを行いましょう。
一言でクマといっても「血液が滞ってできる青グマ」「むくみやたるみによってできる黒グマ」「シミ、くすみによる茶グマ」の3種類があります。肌老化によるものは黒グマですが、クマの種類によってケアの方法も異なります。

青グマは、目を動かすために集まっている血液が疲れによってよどみ、薄くなったまぶたの皮膚から透けて見えるもの。色白で冷え性や血行の悪い人に多く見られます。皮膚の厚みを増すために、コラーゲンを増やすビタミンC誘導体やルチノール入りの化粧品などが効果的です。冷え性と血行を改善するためにしっかり体を動かすのも大切です。メイクではコンシーラーでカバーしましょう。

黒グマの原因は下まぶたの皮膚のたるみ。コラーゲンを増やすために、青グマ同様化粧品には気を使いましょう。むくみが加わるとクマの影も濃くなりますので、むくみ体質の人は、塩分や冷たい飲み物などむくみの原因になりやすいものは控えたほうがいいですね。
茶グマはシミの集合体です。メイクはコンシーラーでカバーできても根本解決にはなりませんので、普通のシミ同様の対策が必要です。角質が厚くなっている場合はピーリングを行うのも効果的ですが、なにぶん目の周りはデリケート。専門の皮膚科医にきちんと相談を。

糖尿病患者の「こむらがえり」は漢方薬で対処が可能です

はつらつ元気 2015年 09月号

糖尿病患者の35%に発症するともいわれている痛い「こむらがえり」。一般のこむらがえりは、激しい運動をしたり水分・ミネラル不足におちいると起こりやすくなるもの。高齢になると多く見受けられることから老化現象の一つともとらえられています。ですが、糖尿病が改善せず、こむらがえりが頻繁におこるようなら、合併症のひとつである神経障害が進んでいるとも考えられます。特に糖尿病を背景としたこむらがえりは、深夜や明け方など安静時に起きることが多いのです。
この安眠を妨げる激痛を改善するのに、効果的な処置の一つに漢方薬を服用する方法があります。「芍薬甘草湯 しゃくやくかんぞうとう」という漢方薬がそれなのですが、筋肉の緊張をゆるめ、急激な痛みである仙痛(せんつう)をやわらげるのに効果があります。さらに服用を続けることでこむらがえりの再発防止にもなると評価されているのです。基本的に、漢方薬は患者さんの証(体質や体力などの違い)によって、効きやすい・効きにくいタイプが見受けられるのですが、この芍薬甘草湯の場合はそうした個々の証に影響されず、痛みの緩和にまんべんなく効果を発揮するという利点があるのです。実際に糖尿病患者さんにこの漢方を投与した結果、発生回数が半分になった、あるいは完全に消失したという試験報告もあるのです。
糖尿病を現在患っておられ、且つこむらがえりの激痛にお悩みの方は、ぜひかかりつけの医師と相談し、服用中の薬との兼ね合いなどを検討した上で服用されてはいかがでしょうか。

※「はつらつ元気」(芸文社) 還暦女医の「60歳からのレディース・クリニック」 好評連載中。
「 はつらつ元気 2015年9月号」はこちらで購入できます。

8月(葉月)に増加する疾患「虫刺され」

里見英子

蚊やノミなどの虫刺されを軽く見ず、はれや痒みが強い場合は皮膚科で診てもらいましょう。
絶対に侮ってはいけないのが、「蜂」に刺された時。以前蜂に刺された人が二度目に刺されると、 1~2%の割合で「アナフィラキシーショック」(湿疹・吐き気・呼吸困難)という症状が現れ、最悪命を落とすこともあるのです。
もしも刺されたら遅くとも1時間以内に病院にて救急処置を受けて下さい。

英子のおすすめ!女性応援メニュー その6

ゴマゴマ・キャベツ

● ビタミンCで美白と血管補強を「ゴマゴマ・キャベツ」
おすすめポイント「肌」「血管」

作り方
1. キャベツ(8枚)を3~4cmのざく切りに
2. キャベツをボウルに入れ、ゴマ油(大さじ1)をかけ、よく馴染むように混ぜる
3. 塩(小さじ1/4)をかけてさらに混ぜ合わせる
4. 白ゴマをふって召し上がれ

キャベツが持つ豊富なビタミンCは、お肌の弾力繊維であるコラーゲンの合成を促し、シミの解消にも働きます。ゴマのビタミンEや特有成分のゴマリグナンは、血管の細胞の老化を防ぎます。ゴマとゴマ油で香ばしいこのサラダで、ビタミンCとEを同時に摂りましょう。

英子のおすすめ!女性応援メニュー その5

英子のおすすめ!女性応援メニュー その5

● アントシアニンで血管の老化を防ぐ「おろし黒納豆」
おすすめポイント「腸」「血管」

作り方
1. 大根は適量をすりおろす
2. 黒納豆1パックにすりおろした大根を大さじ1~2杯かけ、混ぜていただく
※タレはおこのみで

黒納豆の黒い色素、アントシアニンは血管の老化を加速させる活性酵素を消去します。
大根と黒納豆で、 食物繊維もダブルに摂れるため腸の活動も活性化します。
食前20分前に食べれば適度な満腹感をもたらし、その後の食事の食べすぎ防止になりますので、 ダイエットにも役立ちます。

英子のおすすめ!女性応援メニュー その4

焼き卵納豆

● 肌と骨の強力な味方!タンパク質満載「焼き卵納豆」
おすすめポイント「肌」「骨」

作り方
1. フライパンに少量のオリーブオイルをひく
2. 納豆1パック(60g)をフライパンに置いて中央をへこませ形を整える
3. 納豆のくぼみに生卵1個を割り入れる
4. かつお節1パック(30g)をふりかけ、蓋をして弱火で5分焼く

タンパク質は肌の弾力と骨の強度の源です。そのタンパク質のもとである必須アミノ酸をまるごと
摂取できる卵と、タンパク質の骨組をガッチリ支えるカルシウム、そしてそれをタンパク質としっかり
くっつける 役目のビタミンKが豊富な納豆。この強力なタッグは骨粗しょう症の予防の強い味方です。

英子のおすすめ!女性応援メニュー その3

昆布水

● 美髪・血圧安定・快便の三拍子「根昆布水」
おすすめポイント「髪」「腸」「血管」

作り方
1. 根昆布25g(3~4片)を用意する
2. 蓋のついた容器に根昆布を入れ、250mlの水を注ぐ
3. 蓋を閉めて一晩置けばできあがり ※翌朝の起床時に飲んでください。
もちろん根昆布もそのまま召し上がってね。
根昆布の持つ豊富なヨードは髪のボリュームアップと爪の強化に期待大です。
他にも豊富なカリウムが血圧を安定に導き、ぬるぬるの食物繊維が超を活性化させてくれます。

英子のおすすめ!女性応援メニュー その2

リンゴミルク

● 私の朝夕2回の便通を支える快腸ドリンク!「リンゴミルク」
おすすめポイント「肌」「髪」「腸」

作り方
1. リンゴ半分を皮付きのままざく切り
2. リンゴと牛乳(80ml)をミキサーに入れる
3. 10~15秒程混ぜて、ほどよくドロドロになれば完成
※これでコップ一杯分になります。好みで牛乳の量を増やしてもいいでしょう。

脳を活性化する食物繊維のペクチンを余さず摂取するためにもリンゴは皮付きで!快適な便通は、美肌・美髪の決めて!便秘は腸内に毒素を発生させやすく、吹き出物や髪のパサツキを招きます。

英子のおすすめ!女性応援メニュー その1

里見英子

こちらでも様々なわたしのアイデアレシピをご紹介してきましたが、全て自分の体で成果を実感したものばかりです。そこであらてためて選りすぐりのメニューをシリーズでご紹介することにいたしました。
今回はその第1弾です。(全6回)

還暦を過ぎて思うことは、イキイキとした髪とお肌の維持は本当に大切な美容テーマだということです。肌細胞の新陳代謝や紫外線への抵抗力は、どうしても衰えるもの。この世代の女性は、外側のスキンケアだけではなく、シミ、シワ、たるみを撃退する栄養素を、中からしっかり意識して摂る必要があるのです。
髪の毛について言えば、一番の問題はやはりボリュームの減少でしょう。髪の分け目の地肌が目立つ、あるいは髪がぺしゃんこでスタイルがまとまらないといったお悩みです。
加えて60歳からの、とりわけ重要なテーマは「骨・腸・血管」の3つ。女性ホルモンの減少に伴い骨がもろくなる骨粗しょう症。寝たきりの大きな原因となる足の骨折や、背骨の圧迫骨折が招く高齢者特有の猫背姿勢など、見た目も生活も一気に老けこんでしまいかねません。
腸の老化により腸内の善玉菌(ビフィズス菌)が減少すると、便の腐敗が進行しやすくなり、そこから発生した毒素が内臓機能の低下の要因に。大腸がんの出来易い部位も便が長期間たまりやすい直腸とS字結腸であると指摘されています。
もちろん血管の老化は脳卒中や心筋梗塞のリスクを上げる元となります。
ですから、お肌や髪、骨、腸、血管を若々しく保つことは、まさに健康長寿の土台といえるのです。
このシリーズでご紹介していくメニューにはそれぞれ、どの美容・健康ポイントに効果的かという点も明記しました。どうぞご参考にしていただいて、老い知らず・病気知らずを目指す日々の食生活にご活用ください。

トマトシェイク

● 赤いリコピンでシミの元を一掃し、血管もイキイキさせる「トマトシェイク」
おすすめポイント「肌」「骨」「血管」

作り方
1. 大ぶりの完熟トマト2個はヘタを取り皮付きのまま4つ切り
2. トマトとクリームチーズ(スプーン2杯分)をミキサーに入れる
3. 5~10秒程混ぜて、ほどよくドロドロになれば完成

トマトに含まれるリコピンはシミの原因であるメラニン色素を作り出すチロシナーゼという酵素の量を減らしてくれます。おまけにリコピンの持つ抗酸化作用は動脈硬化の防止にも期待できます。しかもチーズに含まれるカルシウムは上部な骨を作る材料です。トマトジュースよりも飲みごたえがあり、低カロリーで腹持ちが良いのもメリットです。

● これはレシピではありませんが、私が日頃愛飲するお茶もご紹介しますね。
それは「韃靼(だったん)そば茶」です。
ルチンという血液をサラサラにしたり、血管を強化したり、ビタミンCの吸収を助けたり、といった働きをする成分が、普通のそばの200倍も含まれているのが韃靼そばなのです。このお茶は香ばしくて美味しいですので、ごくごくと飲めてしまいます。血圧が気になる方だけではなく、この夏の猛暑を乗り切るために、沢山飲んで水分代謝の活性化をはかりましょう。

7月(文月)に注意すべき症状「多汗症」

蘭

通常、どなたでも熱い時期は汗をかいて熱を発散させて、体温調節をしていますが、その範囲を超えて大量に汗をかく状態をさします。一般的にいわれる、全身から汗がでる「汗かき体質」と違い、脇の下・手のひら・足の裏・額といった汗腺が集中する部分から多量に発汗するのが特徴です。更年期障害と合併することもあり、日常生活に支障をきたすほどであれば、塗り薬などから始める治療もできます。

骨を全面支援する「焼き卵納豆」で骨粗しょう症退散!

焼き卵納豆

骨の密度が減ってスカスカの状態になってしまう骨粗しょう症は、女性ホルモンの分泌が減ることにより進行も加速されてしまいます。ちょっとした衝撃でも骨折の危険が伴うこの疾患、特に60歳以降の女性は真剣に対策を取らねばなりません。私はおかげさまで、骨密度検査の結果は60代の女性の平均を維持しており、まずは一安心といったところです。日頃からカルシウム摂取を心がけておりますが、最近ではタンパク質にも着目しています。実は骨の生成は、カルシウム単体ではなく、タンパク質の存在が必要不可欠だとご存知でしたか?タンパク質が骨の骨組みをまず作り、そこへカルシウムがつくことでガッチリ折れにくい骨ができるのです。そこで登場するのが卵。卵にはタンパク質のもとである必須アミノ酸がとても豊富に含まれています。卵の摂取でコレステロールを心配される方もいらっしゃいますが、最新の研究で、食品中のコレステロールは、血中コレステロールと直接結びつかないことがわかってきました。むしろ1日1コ、継続して食べることで、骨のみならず、筋肉・血管・肌・髪など若々しく保たれます。そして、大事なカルシウムと、それを骨に沈着させるビタミンK。これらは納豆に豊富に含まれています。この3つの栄養素をしっかり摂るために、私は卵と納豆を使った「焼き卵納豆」を考案しました。居酒屋さんでヒントを貰って作ってみたのですが、これがなかなかのおいしさで、お試し頂く価値が大いにあると自画自賛しております。ぜひみなさんも美味しく骨粗しょう症対策を行ってみてください。

<作り方>
① フライパンに少量のオリーブオイルをひく
② 納豆1パック(60g)をフライパンに置いて中央をへこませ形を整える
③ 納豆のくぼみに生卵1個を割り入れる
④ かつお節1パック(30g)をふりかけ、蓋をして弱火で5分焼く

卵は半熟状態になります。納豆のタレはお好みでかけて召し上がれ。

老け顔一掃!私が実践する「年齢巻きもどし法」教えます!

健康 2015年7月号

今年の1月に62歳になった私ですが、年よりも若く見られることが多く、必ず若さを保つ秘訣を訊ねられます。私はお金のかかる方法など一切行っていません。どなたでもできる「美容や健康によい習慣」を毎日実践しているだけ。しっかり毎日の習慣にすると、必ず半年後、1年後には変わります。年だからとあきらめないで。
年だからこそ年齢を巻き戻す良い習慣を身につけましょう。

老け顔に見られないための4つのポイント。
● しっとり肌
● 色白
● 顔や首にたるみやシワが少ない
● 肌の調子が良い

肌を老けさせないコツ
①乾燥から守る・・・乾燥はお肌のトラブルのもと。水分、油分の補給はしっかりと
②きっちり眠る・・・睡眠中はお肌の新陳代謝の時間。睡眠不足は大敵
③日よけ対策・・・曇りでも帽子を合言葉に、徹底した紫外線対策を
④化粧は早めに落とすこと
⑤コンドロイチンやコラーゲンを含む食品を食べる・・・肌の弾力を高めます
⑥便通を良くする・・・便秘は肌質低下の原因に。食物繊維をしっかりとって便秘予防を

里見英子

■ 「ひょっとこ首のばし」で表情筋を鍛え、ほうれい線や首のシワを改善しましょう。

目元の小じわはチャーミングですが、老け顔の大きな要因は大きな肌のたるみなんです。顔には多くの表情筋が張り巡らされていますが、加齢とともにその筋力が衰え、重力に負けて肌がたるんでしまいます。これが、ほうれい線(鼻の横から広角へ伸びるシワ)やマリオネットライン(口角から顎に向かってできるシワ)を目立たせる原因です。顔のたるみは輪郭もぼやけさせるので、老けた印象を与えてしまうのです。それらを防ぐには、表情筋を鍛えること。要は顔の筋トレです。普段使わない表情筋を使って適度な刺激を与えましょう。
「ひょっとこ首のばし」
ひょっとこのお面のように口をすぼめ、左右交互に動かします。右、左、と10回ワンセット。これを1日5セット。やってみるとわかりますが、気になる口周辺の筋肉に軽い疲労感を感じます。これは表情筋がよく動かされた証拠。毎日続けて習慣にすれば、顔のたるみの改善につながります。
首のシワを解消するには、「ひょっとこストレッチ」の後、顔を天井に向け、首をぐーんと伸ばして1分キープする「首のばしストレッチ」も追加しましょう。もちろんこれを単体で行ってもOK。

■ 「額の三角オイルパック」で肌を乾燥から守り、しっとり肌へ!

加齢によって肌の水分量を守る潤い成分が失われていきます。肌の天然クリームである皮脂膜を作る皮脂は、閉経を迎える40,50代には大幅に減少してしまい、うるおいがなくなります。セラミドを中心とする細胞間皮質は、肌のバリアの働きをし、水分を保護してくれますが、これも加齢による減少で、みずみずしさが失われていきます。同じくお肌の水分をキープしてくれる天然保湿因子も、減少すると硬いガサガサの肌に。乾燥してカサカサになったお肌は、シワができやすくトラブルが起こりやすくなります。こうなったら、失われた水分をしっかり補給しながら、水分が逃げない工夫をするしかありません。そこで、洗顔後、化粧水や乳液をしっかり塗った後で、安価なものでもかまいませんから、サラサラと流れやすいタイプのオイルを、コットンにたっぷり含ませ、乾燥しやすい額(特に額と眉間がつくる三角部分)を中心にコットンを置き、肌にオイルで蓋をします。コットンが乾ききる前に外してくださいね。

トマト

■ 日焼けのダメージを改善!2週間トマトを摂り続ける「トマト集中食」!

洗濯物を外で干し、フカフカに乾いてくれると本当に嬉しいですね。太陽の光が含む紫外線(UV波)には殺菌効果があり、熱と殺菌力によって湿気を飛ばし、洗濯物や布団を気持よく乾かしてくれるのです。言い換えれば、そんな強い殺菌力のある紫外線を私たちは毎日浴びているということです。それは体内ではサビのもととなる活性酸素を作り、お肌にとってはシミのもとであるメラニンを増やし、コラーゲンやエラスチンといった弾力成分に悪影響を及ぼします。ですので、お肌の老化を進ませないためには、季節を問わず太陽が出ている日中の外出には、日焼け止め(UVカット剤)をしっかり使い、曇りの日でも帽子をかぶり、徹底的に紫外線をシャットアウトすることです。
それでも日焼けをしてしまった時には、活性酸素をやっつける抗酸化食品をたっぷり摂って、体の中からケアしましょう。トマトに含まれるリコピンには強力な抗酸化作用があり、美白効果に優れています。この抗酸化食品の代表格であるトマトを、1日につき6~7コ、プチトマトなら15~20コを、一度でも分けてもいいので2~3週間続けて毎日摂ります。これで日焼けのダメージを集中的に徹底改善させましょう。ちなみにドレッシングなどかけずに、そのまま食べること。ただ、トマトと同じく抗酸化作用に優れたセサミンを多く含むゴマなら、トマトにかけて一緒にいただくとさらに優れた美肌効果が期待できます。

■ 便秘解消の切り札、「リンゴミルク」と「グレープフルーツミルク」で、腸から肌を整えましょう!

快適なお通じは若々しさを保つ秘訣、というお話を何度もしていますが、便秘に伴い腸内で発生する毒素による肌トラブルは、毎日のちょっとした努力で回避できるからこそぜひ気をつけていただきたいことなのです。このお話をする時に必ず出てくる私のイチオシドリンク、「リンゴミルク」。牛乳と乱切りにした皮付きリンゴをミキサーでまぜるだけの、とてもお手軽なドリンクですが、リンゴに含まれる、整腸作用のある水溶性食物繊維のペクチンと、牛乳のタンパク質とカルシウムが同時に摂れてお肌にも骨にもよいすぐれものです。ですが、リンゴが手に入りにくい夏場は、どうしたら?ご安心下さい。リンゴの代わりをしてくれるのが、リンゴ同様、食物繊維やペクチン、ビタミンCやお肌の水分バランスを整えるカリウムも豊富に含むグレープフルーツです。この場合は、皮と種を取りのぞき、すりおろします。そこへ牛乳80mlを加えるだけ。爽やかな酸味と程よい甘さ、とろみのある飲みごたえのあるドリンクで、便秘解消とともにダイエットにも役立ちます。
ただし、血圧の薬を飲んでいる方は、グレープフルーツをとってはいけないケースが有りますので、必ず医師か薬剤師に相談するようにしてくださいね。

健康(主婦の友社) 2015年7月号に掲載。 こちらで購入できます。

若さと健康の源は、余分なものを貯めこまない便秘知らずの「出せる腸」!

元気いちばん (3) (芸文社)2015年7月号

前回のトピックスでも触れていますが、私はずっと以前から「健康や美肌のカギ」とされている「腸」を健康にする生活を心がけています。還暦から2年過ぎた今も若くいられるのは、便秘知らずの「出せる腸」のおかげと言っても過言ではありません。1日2回の、バナナのような快便、これが目に見える健康のバロメーターなのです。腸は小腸と大腸から成り、小腸は栄養分を消化し体内に取り入れます。大腸は余分なもの、不要なものを捨てて便を作り出してくれます。しかしこれらの機能が衰えると、排出されずに腸内に便が留まってしまい、それらが腐敗し有毒物質を発生させてしまいますが、その有毒物質が再吸収され肝臓へ送られ、解毒できなかったものは血液に乗って全身を巡ってしまうのです。代謝機能は衰え、内臓の負担が増え、いらなかったはずのコレステロールや脂肪も再び吸収されるので検診時の数値に影響も及ぼしますし、肌荒れや吹き出物の原因にもなります。
すっきりと便を「出せる腸」にするには、食物繊維をしっかりとることにつきます。食物繊維は便秘解消の大いなる切り札です。大腸までしっかりと届き、腸内環境を整える働きが秀逸ですし、腸内細菌である「善玉菌」のえさとなり、便のカサをも増やしてくれます。カサが増すことで腸壁を刺激し、腸のぜん動運動(便を運ぶ動き)を活発にもしてくれ、便の排出を促すのです。食物繊維は小腸での糖の吸収を抑えてくれるので、急激な血糖値の上昇を防いでくれますし、肝臓でコレステロールから作る胆汁酸の排出を促してくれるので、結果、コレステロールを減らす役割もしてくれます。さらには、食物繊維は胃の中で膨らむことで、満腹感が得られるので肥満の予防にも有効です。
このトピックス欄で以前にもご紹介した私のおすすめ食材。前回の「リンゴミルク」や「おろし納豆」「はちみつヨーグルト」。これらは腸内環境を整え、快便を促す食物繊維がとても豊富です。そしてあらたにもう一つご紹介すると、ビタミンCと食物繊維が豊富な上、抗酸化成分のリコピンやミネラルが意外にも普通のトマトより多いプチトマトです!ぜひ毎日の習慣にしていただけたらと思います。
そして、仕事が忙しく外出や外食が多くてなかなかこまめに自分で作ったりできない、という方は、ファイバーサプリメント(食物繊維加工食品)を摂るのもひとつの方法です。私も診療中は、難消化性デキストリンが原料の「パインファイバー」(三和科学研究所)を麦茶に溶かしたドリンクを愛飲していますよ。

※「難消化性デキストリン」とは水溶性の食物繊維の一種で、整腸作用・食後血糖値の上昇抑制作用・食後中性脂肪の上昇抑制作用という3つの作用で、特定保健用食品(トクホ)の認定を受けています。

※パインファイバー 三和科学研究所  http://www.skk-net.com/health/nutrition/parts/pinefibre.html

元気いちばん (3) (芸文社)2015年7月号 ( はつらつ元気 増刊 )に掲載。こちらで購入できます。

6月(水無月)に気をつけたい病気「手足口病」

紫陽花

エンチロウィルスというウイルスによる感染病です。大人もまれにかかりますが、多くの感染者は5歳以下のお子さんが多いです。手のひらや足の裏、口の中に発疹ができる病気で、感染しても発病に至らない場合もあります。手足の発疹は痛みやかゆみは出ませんが、口の中の発疹はしみることもありますので、小さなお子さんは脱水に注意してあげねばなりません。1週間ほどで自然に治りますが、発熱などの症状がでたら、自宅で安静に過ごすよう、お母さんは気をつけてあげましょう。

いい女は必ずいいウンチをしています!リンゴミルクで快便に!

リンゴミルクで快便に

「1日1個のリンゴで医者いらず」この言葉をご存じの方も多いでしょう。リンゴが様々な健康効果を発揮することは昔から知られていることです。特に豊富な食物繊維が便秘解消に役立ちますよね。私がまだ医大に在籍していた頃の恩師は、ジュースなどに使ったリンゴの皮やカスに、多くの食物繊維が含まれていて、それらが整腸作用にとてもいいことを研究で導きました。ですから私もミキサーを使ってリンゴの皮も摂取できるジュースを飲むようになったのです。リンゴにはペクチンという整腸作用を助ける要素も豊富ですし、これまた多く含まれるカリウムは、お肌の水分バランスを保つ効果も発揮します。ですが私のジュースのポイントは、リンゴと一緒に牛乳もミキサーにかけること。豊富な食物繊維のみならず、意外に飲むことが少ない牛乳に含まれるカルシウムも同時に摂れる「リンゴミルク」をお勧めします。おなかをこわすのでは・・と心配な方は、温めた牛乳でも大丈夫。リンゴのビタミンCは、なんと熱に強いのです。私はこのおかげで、便秘知らずで1日2回の快便生活!お肌の調子も還暦を過ぎたとは思えないほど、いい状態をキープ出来ています。

では作り方です。
① リンゴを半分に切り、芯を取ったら皮をむかずに適当な大きさに切ります。
② ①と80ml の牛乳を一緒にミキサーにかける。
はい、おしまいです。牛乳の量はお好みで変えていただいて大丈夫。飲みごたえは十分ありますし、牛乳を減らせばすりおろしリンゴのようになりますので、食べごたえもありますから、どちらにしても腹持ちがいいので他のものの食べすぎを抑制できます。ぜひ朝晩一杯ずつお飲みになることをおすすめします。特に女性の方、「いい女はいいウンチをしている」ということを忘れないで下さいね。このリンゴミルクがきっとお役に立つことでしょう。

関節痛が消えた!と意外な評判が多数ある『プラセンタ』に注目

はつらつ元気 2015年 06月号

若々しくありたい女性にとって、アンチエンジングと聞いてすぐにイメージするものは、やはり肌や髪の毛のケアでしょう。ですが実は年齢を重ねて出てくるお悩みはそれだけではないのです。それは膝に代表される関節痛。腰が痛い、膝が痛い、で、ご本人も辛く、しかもさっそうと歩けない姿は周りから老けこんでいるように見られてしまうという、本当にやっかいな悩みなのです。 今回は、思わぬ薬がこの関節痛の緩和に功を奏しているというお話です。

その薬は、美容にうるさい方ならご存知の「プラセンタ」です。これはヒト由来の胎盤抽出物、つまり母体内で胎児を育てる栄養の宝庫である胎盤から作られたもの。(市販の健康食品としてのプラセンタには動物由来のものもあります)お肌のためにプラセンタを取り入れる、といったイメージがありますが、実はプラセンタは「肝機能改善」「更年期障害」「乳汁分泌不全」といった症状に対しては健康保険が適用され、治療に使われているのです。

私のクリニックでも更年期障害の患者さんに対して、プラセンタを処方する機会も多いのですが、もとは更年期の治療目的でプラセンタ注射を継続されている患者さんから、「関節の痛みが取れました」といった感想を複数頂くようになっているのです。整形外科医の中にはプラセンタには、関節痛や炎症を抑える効能があると認めている方もいらっしゃるほどです。ただそのメカニズムはまだわかっていないのが実状。
胎児の栄養の供給源であるだけに、プラセンタには多数のアミノ酸(タンパク質のもと)が含まれています。
それらが何らかの相乗効果を生み出し、関節細胞を活性化させていることが痛みの軽減に繋がるのではないかと推測されています。
何はともあれ、更年期を迎える方々にとっても、還暦を迎える方々にとっても、もちろんいつまでも若々しくいきいきと過ごしたい高齢の方にも、
プラセンタはひとつの選択肢として、その関心が高まっていく予感がしています。

プラセンタ療法についてはトップページに掲載しています。

※「はつらつ元気」(芸文社) 還暦女医の「60歳からのレディース・クリニック」 好評連載中。
「 はつらつ元気 2015年6月号」はこちらで購入できます。

おすすめ!『 美肌のかきくけこ 』

おすすめ!『 美肌のかきくけこ 』

『か』 乾燥を避ける!
肌を乾燥から守る皮脂の分泌量は年齢とともに低下。美容液やオイルでの保湿がますます大切になります。

『き』 きちんと睡眠!
肌の新陳代謝は睡眠中に活性化して、新旧の皮膚細胞が入れ替わります。寝不足は美肌作りを邪魔する大敵!

『く』 曇り空でも帽子!
シミ、シワを招く紫外線は曇りの日でも肌に照射しています。油断せずに帽子、日がさ、手袋でシャットアウト!

『け』 化粧時間は短く!
肌にとっては化粧品はやはり異物、帰宅後はすぐに洗顔、保湿を行って、肌が休まる時間を長く取りましょう。

『こ』 コンドロイチン、コラーゲン!
どちらも肌の新陳代謝を活性化させる栄養素です。鶏手羽、ヤマイモ、ヌルヌルの海藻、フカヒレなどに豊富です。

目ヂカラを復活させる『まつ毛の増毛剤』

はつらつ元気 2015年5月号

以前に、アメリカのある化粧品メーカが「もしも、無人島にひとつだけ化粧品を持っていくことになれば、何を選びますか?」というアンケートがあります。一番多かった答えが『マスカラ』。まつ毛を豊かに美しく整えると、瞳の印象が力強くなります(いわゆる目ヂカラがつく)。しかし老化現象は体全般に等しく進行し、まつ毛も例外ではありません。まつ毛のコシが弱くなったり、本数もまばらに減っていきます。人口毛を接着するエクステンションも一般的ですが、やはり自前のまつ毛が濃くつややかに生えているのが理想です。患者さんからも相談を受けることも多々あります。そんな時に自らの経験も踏まえてご紹介しているのが『まつ毛専用の増毛剤』です。

昨年9月から発売されているこの薬は、もとを正せば緑内障の点眼薬です。(以前にも当ホームページで紹介をしました。ページの少し下に掲載しています。)眼圧を安定させるのが本来の目的ですが、まつ毛が伸びる、いわば副作用に注目することで開発された薬です。この薬は就寝前の1日1回、薬剤をつけて、上まつ毛の生えぎわに塗布します。 実際にどれくらいまつ毛が増えてくるものなのか。私の現在まで4ヶ月間、コツコツと塗布を続けた経験から申し上げますと驚くほどまつ毛が豊かに生えてきます。もはや、エクステンションなどの必要はなく、大いに満足しています。

薬である以上は使用に慎重になるべきケースもありますし(過去に目の手術をした・眼科に通院中であるなど)同じ効果が一様に実感できるかどうかも個人差はあるでしょう。
とはいえ、私のクリニックのモットーは『女性が50代からきれいになるためのお手伝いをする』こと。こうした薬の登場は朗報だと感じています。 また、ガンの化学療法の副作用でまつ毛が抜けてしまった場合でも、この薬により増毛が認められることも報告されています。
年齢や病気に負けず、ずっときれいで若々しくいたい。老けこんだり、寝込んでなんかいられない。そんな女性たちの美容意欲に応えるために、新しい薬や治療の開発はどんどん進んでいくでしょう。

※「はつらつ元気」(芸文社) 還暦女医の「60歳からのレディース・クリニック」 好評連載中。
 「 はつらつ元気 2015年 5月号」はこちらで購入できます。

疲れ目・ドライアイの解消

疲れ目・ドライアイの解消

スマートフォンなどの小さな画面を見続けることは、目にとても大きな負担をかけています。
眼の筋肉に疲労がたまり、瞬きの回数も減って、目が乾きやすくなるのです。そういうトラブルは若い人のお話?いえいえ、実は年配者も同様の傾向にあるのです。大手製薬会社が、全国の50~70代の男女に行った調査では、パソコン・携帯電話・スマートフォンをほぼ毎日見ている人は、全体の96%という結果が出ました。

しかも全体の84.1%の人が、「目が悪くなった」「見えにくくなった」と感じているという結果も。
どんな場面でそれを感じるかという問いの答えが、案の定、テレビ・パソコン・スマートフォンを使っている時、とお答えになっています。良好な視野を取り戻すためには、こうした機器の使用を、やはりほどほどに控えるしかありません。私はプライベートでは、こうした機器を必要もないのに、だらだらと見る習慣は全く無いのですが、仕事であればどうしても長時間のパソコン作業は避けられず、すぐに目が乾いて疲れ目になり、目薬をしょっちゅうさしておりました。ところが現在では、ドライアイはほぼ解消、加えて老眼もさほど進行せず、書類もメガネ無しで読むことができています。

一体どうしてか?これはあくまで私の経験ですので、ご参考までに・・と思うのですが、実はぬるめのお湯にゆっくり浸かる半身浴が、功を奏したのではないかと思うのです。乳房の下までお湯に浸かり、ゆっくり30分ほど湯船で過ごすと、大量の汗と共に毛穴の汚れが排出され、新陳代謝が高まって脂肪が燃えやすくなる、という美容面の効果にはじめは注目していたのです。
しかし、その間、湯気で乾いていた眼の表面は自然と潤い、目の組織の血行が改善されていったのではないかと考えています。 ドライアイや疲れ目にお悩みの方は、ぜひ30分のぬるま湯半身浴を、行ってみてください。もちろんコンタクトの方は、きちんと外して裸眼でお入りくださいね。

英子流「首ジワ撃退美容法」教えます

英子流「首ジワ撃退美容法」教えます

私は還暦を過ぎた今でも首のシワはほとんどありません。もちろんデコルテの開いたお洋服も着られます。それは首にシワを作らないための、毎日の「首美容」のおかげなんです。以下は首ジワのない私が実践している、ちょっとした首ジワ撃退テクニックです。どうぞご参考になさって下さいね。

●カメ伸ばしストレッチ
ぜひやっていただきたいのは、エステに行かなくてもご自分でできる「カメ伸ばしストレッチ」です!これは首筋にある「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」が鍛えられ、張りのある首になる効果があるのです。やり方はとっても簡単。顎を真上に上げ、首筋を伸ばします。口を「い」の形にして1分キープ。私は診察の合間などにちょこちょこ行っています。肩こりや目の疲れも軽減できて、一石二鳥!家事や仕事の合間に1日2~3回行ってください。

●リンパを流してむくみを改善
首の肌にハリを取り戻すには、首の血液やリンパを流してあげるのが一番。湯船の中や、毎日のスキンケケアの時に行いましょう。小顔効果もありますよ。行う時はクリームなどで指の滑りを良くしましょう。
1. 耳の下のくぼんだ部分を人差し指と中指で、ぐりぐりと押してほぐします。
2. 耳の下から首筋、鎖骨の下へ指で押しながらすべらします。リンパ液が流れていくイメージです。左右とも3~4回。

英子流「首ジワ撃退美容法」教えます 英子流「首ジワ撃退美容法」教えます 
月刊からだにいいこと 2015年4月号

●紫外線は首にも大敵!
首のシワはお顔の肌と同じように、コラーゲンの減少が原因。紫外線はコラーゲン減少に大きく関わっています。私は首にも1年中、1日に2、3度日焼け止めを塗っていますが、実はこの一手間がつるつる首には大切なんです。化粧水や日焼け止めクリームを塗る時は、顎を真上に上げて、下から上になじませてください。これポイントです! そして普段はできるだけスカーフやストールで首を紫外線や乾燥から守ってください。

●ほおづえ厳禁
ほおづえは首ジワがつく姿勢 No.1です。背骨の歪みにもつながりますし、何と言っても見た目が美しくありません。背筋はいつもすっと伸ばしておきたいものですね。

●低い枕で首ジワからさようなら
枕が高いと段差により首にシワがつきやすいのです。私はオーダーメイドで自分の首にあった枕を作りましたが、バスタオルを折って、通常の枕の半分ほどの厚さのものを使用しても大丈夫です。

※詳しくは 「月刊からだにいいこと 2015年4月号」に掲載されています。
 「 月刊からだにいいこと 2015年4月号」はこちらで購入できます。

おぼろ昆布と切り干し大根は魅力の乾物

はつらつ元気 2015年3月号

乾物には意外と多くの健康成分が含まれています。特におぼろ昆布と切干大根。両者には豊富なミネラルと、性質の違う食物繊維が含まれています。ミネラルに関して言えば、骨の主な材料であり精神面の安定を助けてくれるカルシウム、心臓や血管の機能を正常に保ち脂肪の代謝にも関わるマグネシウム、そして体内の水分代謝を調整して血圧を安定させたり、毒素の排出を促してくれるカリウムなどが豊富です。
そして食物繊維。 これに関して言えば、おぼろ昆布の食物繊維は、アルギン酸という成分で水溶性だということ。アルギン酸は体内で溶け、食事で摂った糖の吸収を遅らせ、血糖値の急上昇を防いでくれます。アルギン酸とカリウムが結びつくことで、血圧の安定がさらに顕著になります。

一方、切り干し大根に含まれる食物繊維は、水に溶けないタイプ(不溶性)のリグニンという成分です。不溶性の食物繊維は胃の中に長時間留まるため、満腹感が持続し、食べすぎの予防になります。さらに大腸の中では水分を吸ってかさを増し、腸壁を刺激して、排便を促してくれます。このようにタイプの違う食物繊維を摂ることは、血圧や血糖値のコントロールと、ダイエットや便秘の改善の一挙両得になるのです。おぼろ昆布と切干大根は、ぜひ常備していただきたい乾物コンビといえますね。

ちなみに私が寒いこの時期によく作るのは、「おぼろ昆布の納豆汁」です。
おぼろ昆布10gと納豆1パックをお椀に入れお湯を注ぎ、お醤油1さじ、顆粒のおだし1さじで味付けするだけの、とても簡単でシンプルなスープです。ミネラルと食物繊維、そして納豆に含まれる大豆イソフラボンが女性ホルモンを補ってくれ、ポカポカと体もあたたまる女性に嬉しい一杯です。

※「はつらつ元気」(芸文社) 還暦女医の「60歳からのレディース・クリニック」 好評連載中。
 「 はつらつ元気 2015年 3月号」はこちらで購入できます。

リンゴミルクでデトックス!腸の掃除と肥満防止に効果あり!

リンゴミルク

一日一個のリンゴで医者いらず」とは、イギリスのことわざですが、リンゴにはそれほど沢山の優れた健康成分が含まれています。食物繊維が便秘解消につながることはご存じの方も多いでしょう。
リンゴには食物繊維の一種である「ペクチン」が豊富に含まれています。これは腸内のウイルスの侵入を防ぐ善玉菌を増やし、腸の調子を整え、自然な排便を促してくれます。その際、腸内の有害物質(コレステロールなど)を吸着して、便とともに排出させる効用もあります。

さらに、リンゴには体の酸化を防ぐ抗酸化作用をもつ、様々な種類の「ポリフェノール」も。
特に「リンゴポルフェノール」は食事で摂取した脂肪が体内へ吸収されるのを抑制する働きがありますので、ダイエットにも役立ちます。加えてリンゴに豊富に含まれる「カリウム」は血圧上昇の要因となるナトリウムの排出を促します。そのことから、高血圧の予防や改善にも期待されています。

私自身、リンゴの効用はわかっていたものの、じかにかじって食べるのが苦手だったことから、もっとスムーズに摂取できないかと考えて、たどり着いたのが「リンゴミルク」だったのです。リンゴ1コを皮付きのまま適当に荒く切ったものと、牛乳を一緒にミキサーにかけるだけの簡単なジュースですが、1杯で飲みごたえ十分。適度におなかが膨れるので、食事の前に飲むことで食べすぎを防ぐことができます。美味しいことも手伝って、毎日の習慣にすると、もともと便秘だったわけではなかったのですが、便通の回数が1日2回に増えました。快適な便通はデトックスの基本です。
1日一杯のリンゴミルクで腸の掃除と肥満防止!ぜひおすすめします。

冬に気をつけたい病気やケガ

ブーツ

●外反母趾
「外反母趾」とは、足の親指が人差し指の方へ曲がり、付け根の関節が突き出てしまう足の病気です。一度変形した骨は手術で矯正する他ありませんので、予防が大変大事です。足に合わない靴が最たる原因なので、この季節、ブーツを履く人は特に要注意。履くのも脱ぐのも手間がかかるため、長時間履き続けることが多く、そのためどうしても足指ががっちり固定され、その結果外反母趾になりやすく、またすでにそういう状態の場合は悪化しやすいということになります。靴を脱いだら、足指をほぐすこと。それには足指ジャンケンが効果的です。足指をギュッと丸めて「グー」、思い切り広げて「パー」。しっかり足の指をほぐしてあげることを習慣にしましょう。

●低温やけど
厳しい寒さを乗りきろうと、携帯用カイロや湯たんぽ、電気カーペットや電気毛布のお世話になっている人も多いでしょう。しかし、このような暖房グッズは、使い方を誤ると低温やけどを起こしやすいので気をつけましょう。暖房具に当たっていた肌が赤くなっていれば、皮膚の奥部までやけどが及んでいる可能性があります。たとえ温度が低くてもやけどはやけど。きちんと病院で治療しないと跡が残ってしまいます。寝ている間になりやすいので、湯たんぽにはカバーをつけて、電気毛布などは寝る前にスイッチを切るように。
●誤嚥(ごえん)
食道ではなく気管に誤って食べ物が入ってしまうのが「誤嚥」。この時期は、お餅を食べる機会も多いですね。特に高齢者は気をつけなければなりません。掃除機で吸う、といった危険行為はさておき、お水を飲ませようとしがちですが、詰まったお餅がさらに気道の奥へ入ってしまうので、絶対に厳禁です。背中から抱え、みぞおちと呼ばれるお腹の下をぐっと押し、咳き込ませるのが有効です。ですが、最良の策は詰まらせないようにすること。高齢の方はできるだけお餅を小さく切ってお食べになることをお勧めします。

●冬季うつ
「心の風邪」と呼ばれるうつ病の中で、冬に症状が出るものを「冬季うつ」と呼びます。寒いからといって家に閉じこもりがちになると、人と会う機会が減り、ますます気分が滅入る、という悪循環に陥りやすいのです。「眠くてたまらない」「甘いモノが食べたくなる」などの症状が特徴です。日光にあたる時間が少ないことが原因の一つとされていますので、日照時間が短い土地にお住まいの方、北向きのお部屋で過ごしている方は、億劫がらずにお気に入りのコートを着込んで、どんどん外へ出かけましょう。
ただし、高齢者の場合は「うつ病」の影に隠れて、「認知症」が進行していることがあります。逆に、認知症の薬を服用し、「うつ病」が治った例も珍しくありません。春になって外出の機会が増えても、なかなか症状が改善しない場合は、認知症の専門医に相談することをおすすめします。

抜け毛や白髪を撃退させる強力な味方、黒ゴマで若々しい頭髪を保ちましょう!

黒ゴマ

抜け毛や白髪など、髪でお悩みの方は、髪だけに目を向けがちですが、髪も体の一部です。
髪のトラブルは体の健康状態の一つの現われです。言い換えれば、体全体を若々しく健康に保つことが、髪のアンチエンジングに繋がるのです。還暦を迎えた私ですが、現在もフサフサで黒々とした髪を保ち続けています。これは髪だけでなく、体全体の健康を考え、食事や生活習慣に気を配っているからこそだと思います。そこで私のオススメは、アンチエイジング効果の高い食品である黒ゴマを毎日の習慣にすることです。黒ゴマに含まれるセサミンやセサミノールといった抗酸化成分は、老化を助長する活性酸素を除去し、若さを保つ事に役立ちます。また黒ゴマには、同じく抗酸化作用のあるビタミンEやミネラルも豊富。これらは抜け毛を防ぎ、白髪になるのを遅らせるなど、髪の若々しさを保つのに有効なのです。そして、同時に摂って頂きたいのが牛乳です。皮膚の構成成分であるタンパク質が豊富なうえ、カルシウムも同時に摂れます。頭皮を健やかにし、骨粗しょう症の予防にもなります。髪や肌、骨の衰えを感じる年配の方ほど、もっと牛乳を飲んで欲しいのです。

そこで、アンチエイジングに役立つ黒ゴマと優れたタンパク源である牛乳、両者をまとめてとれる「黒ゴマドリンク」をご紹介します。
■材料 牛乳:200ml 黒ゴマ:大さじ1 はちみつ:適量
①牛乳をマグカップに入れ、電子レンジ(500~600ワット)で1分~1分半温める。
②黒ゴマを擦り(市販のすりごまでも可能)温めた牛乳に入れ、よくかき混ぜる。最後に好みではちみつを加える。

私はこれを毎日欠かさず飲んでいます。起床後や小腹がすいた時、就寝前に。牛乳には安眠効果があるので、就寝前に飲むことは特におすすめです。そして、頭皮の血行を良くすることも、髪の健康のためには重要です。頭皮のマッサージや適度な運動、バランスの取れた食事、加えてしっかりとした睡眠、そして毎日の「黒ゴマドリンク」。このように生活全体で健康を考えることが、髪のトラブルには不可欠なのです。

冬こそぜひ実践!実はすごい「ラジオ体操」の効用!

はつらつ元気 2015年2月号

私が毎日欠かさず実行している健康習慣は、スバリ「ラジオ体操」です。幼少のころからあまりに身近にある体操なので、その健康効果に関心を持ったことなどない、という方もおられるかもしれませんが、ひとつひとつの動きは関節や筋肉をほぐし、内臓機能も向上させるなど、実によく練り上げられた体操なのです。
一例をあげると、胸を反らず運動は、胸の圧迫を取り除くことで呼吸機能を促進させますし、体を前後に曲げる運動は、腰椎の柔軟性を高めて腰痛を防ぐのに有効です。ラジオ体操を一通り行えば、骨にも十分な刺激を与えられることから、骨密度の低下予防と回復にも期待できるという報告もあります。実際、全国ラジオ体操連盟によれば、ラジオ体操を毎日実行するようになった人たちからは、坐骨神経痛やぎっくり腰の痛みが軽くなった、血圧や血糖値が下がった、風邪をひきにくくなった、といった声が届いているとのことです。

寒い冬は体が縮こまりやすいもの。そうすると必然的に、筋肉や関節が固まって、肩、首、腰にこりを感じるようになり、ぎっくり腰のような突発性関節痛に見舞われやすくなります。ラジオ体操で関節と筋肉をまんべんなくほぐすことで、そのような事態を避けることができます。とても身近で何気なく簡単にできるラジオ体操は、毎日継続すれば、その効用は全身に広がり、健全な体を維持することができる素晴らしい健康習慣だといえるでしょう。

※「はつらつ元気」(芸文社) 還暦女医の「60歳からのレディース・クリニック」 好評連載中。
 「 はつらつ元気 2015年 2月号」はこちらで購入できます。

ダークチョコレートのポリフェノールで血管のトラブル回避

はつらつ元気 2015年1月号

野菜や果実、種子やお茶などに含まれるポリフェノールは、天然の色素や渋みの成分。
これが私達の体の中で老化につながる活性酸素を消去する働き(抗酸化力)にとても優れているのです。
適度な活性酸素は体内の異物を排斥する働きがあり、なくてはならないものですが、ストレスや紫外線などの影響で過剰に発生すると、血管、内臓、お肌などの細胞を酸化(劣化)させ、老化や病気の引き金となってしまいます。そこで過剰な活性酸素を除去してくれるポリフェノールを多く含む食品を意識して摂るようにしたいもの。

私のお気に入りのポリフェノール食品は、カカオ含有量が70%を超えるダーク(ビター、ブラック)チョコレートです。このダークチョコレートに含まれているカカオポリフェノールは、抗酸化力が優秀であることはもちろん、精神面の安定作用をもたらすことも特徴です。ホルモン分泌を調整し、ストレスへの抵抗力を強くしてくれます。

さらに最近の海外の研究では、カカオポリフェノールは血管の病気に有用性を示すという報告が相次いでされています。カカオポリフェノールの血管を拡張する作用が、スムーズな血流を促し血管のトラブル回避に結びつくのではと期待されています。もちろん、食べすぎはカロリー過多になりますが、空腹時に一片(多くとも1日1/3~1/2程度)のダークチョコレートを食べることで、これらポリフェノールの効果を得ることができると言われています。

※「はつらつ元気」(芸文社) 還暦女医の「60歳からのレディース・クリニック」 好評連載中。
 「 はつらつ元気 2015年 1月号」はこちらで購入できます。

「切り干し大根スープ」ダイエット

「 健康 2015年 1月号」(主婦の友社)

知人から頂いた無農薬乾物セットがきっかけで、干ししいたけや切り干し大根にハマった私。
特に切り干し大根を使った「切り干し大根スープ」は、美容やダイエットに役立つ成分が豊富な一品です。 切り干し大根には水溶性・不溶性ともに豊富な食物繊維がいっぱい。
水溶性の食物繊維は、便を柔らかくし、 腸内の不溶物をからめとってくれますし、腸内環境をも整えてくれます。
不溶性の植物繊維は、便のかさを増し、腸のぜん動運動を促し、スムーズな排便に導きます。 たっぷりな食物繊維は便秘改善にとても有効です。

さらに大根は干されることにより、うまみや成分が凝縮されるという特徴があります。
生の大根に比べて、 切り干し大根には鉄分が48倍、カルシウムは22倍、マグネシウムは17倍も含まれています。鉄分やカルシウムも豊富であることは、貧血や骨粗しょう症の予防にも最適なのです。カロリーが低いのに適度な食べごたえがある「切り干し大根スープ」は、ダイエット食にも最適。切り干し大根を水で戻して使う際は、戻し汁に溶け込んだ水溶性の食物繊維も、残さず使いましょう。その点スープなら一緒に取れておすすめです。

※「切り干し大根スープ」基本の作り方
材料(1杯分)切り干し大根7~10g 水250ml
水を鍋に入れて中火にし、お湯をわかす→ 沸騰したら切り干し大根をほぐしながら入れ、 5分ほど煮る → 火を止め人肌ぐらいに冷まして召し上がれ。

※「 健康 2015年 1月号」(主婦の友社)に詳しく掲載されています。 「 健康 2015年 1月号」はこちらで購入できます。

免疫力を高めて、風邪やインフルエンザに負けない体づくりを

免疫力

風邪をひきやすい人、ひきにくい人、ひいても早く治るかなかなか治らないか。このカギを握るのは、実は自身の免疫力だったのです。
風邪やインフルエンザのウィルスは、口や鼻から侵入します。扁桃腺で自身の免疫力により撃退できれば問題ありませんが、免疫力が弱いと防御力も弱いので、防御できずにウィルスが気管を通り気管支、肺へと侵入してしまうと、肺炎を引き起こす可能性も出てきます。このように重症化してしまうのを防ぐには、自身の免疫力を高めてウィルスに負けにくい体を作ることを心がけることです。
年齢とともに免疫力が低下することは自然の摂理ですが、日頃の生活を免疫力を高める方向に意識すれば、ウィルスを寄せ付けない体を作ることは可能なのです。
栄養バランスのとれた食事、適度な運動、ストレスを溜めないように上手に解消する、こういった生活を心がけて免疫力を高めましょう。
ただし、インフルエンザウィルスは風邪のそれよりも強力で、重症化しやすいので、気がついた時には光熱が出ていた、ということも少なくありません。38度以上の熱が出たら、すみやかに医療機関を受診するようにしてください。高齢者の方は特にご注意ください。

※予防は最大の防御
■適度な湿度でウィルス撃退
鼻や喉の粘膜が乾いていると、ウィルスが感染しやすくなります。お部屋の湿度は40~60%に保ち、乾燥し過ぎを防ぎましょう。

■マスクの着用と手洗いは基本
空気中のウィルスが鼻や口から進入する飛沫感染と、手に付着したウィルスが体内に入る接触感染。この2つの原因を予防するために、今さらながらのマスクと手洗い。基本中の基本でいて、最大の予防法なのです。

■ウィルスと戦う白血球にビタミンCを
実際にウィルスと戦ってくれる白血球を元気にしてくれるビタミンCをたっぷり摂りましょう。ビタミンCを多く含む野菜や果物、冬場はサプリメントも利用して、多めに摂ることを心がけましょう。

更年期障害の心がまえ

里見英子

私のクリニックは、特に女性の体の悩みにお応えしたくて開院したわけですが、ありたがたいことにこのホームページを御覧頂いて来院してくださる患者さんも多数いらっしゃいます。
特に40~50代の女性の方々の一番のお悩みはやはり更年期障害。卵巣で作られるエストロゲンという女性ホルモンの分泌量が減退してしまうことで、これまでになかった症状に見舞われやすくなるため、皆さんとても不安を感じていらっしゃいます。ホットフラッシュと呼ばれる急激なほてりや発汗、動悸や頭痛、肌荒れ・・。それらに加えて、自律神経のバランスも乱れやすいことから起こるイライラや憂鬱、不眠といった心の不調。
私自身もそれらの症状を経験した上で、一番お伝えしたいことは、ご自分は決して出口の見えないトンネルの中に迷い込んだわけではないということです。時間が経つにつれて、女性ホルモンの減少カーブはゆるやかになっていきます。様々な症状も徐々に穏やかになり、身体自体もだんだんその状況に慣れていきます。更年期障害は病気ではなく、「生理的変化に伴う不調」です。
ですから必ず終りが来るのです。
当クリニックでは、漢方薬による穏やかな治療も行っています。いつまでも辛い不調は続きません。
ご自身の体にゆっくりと向き合い、上手に付き合っていくお手伝いをさせていただきたいと思っております。

■更年期による肌あれを防ぐには
女性ホルモンのエストロゲンが減少することで、肌の重要な構成要素であるコラーゲンも減少します。
それは弾力や潤い機能に影響し、肌の乾燥が進み、シミやシワの増加を招くことになります。ですので、何はなくともまず保湿です。ただでさえ乾燥しがちなこの季節、本当に肌のことを思うなら、できれば加湿器の使用をおすすめします。そして弱くなった肌につける基礎化粧品は、無添加、無香料、無着色、アルコールフリーといった、肌のストレスになる要素が一切ないものをおすすめします。

まつげを増やす治療を始めました

グラッシュビスタ

「自分のまつ毛が不足していると感じる」 「自分のまつ毛が短くなっていると感じる」  「自分のまつ毛が細くなっていると感じる」などで、治療をご希望の人に新薬「グラッシュビスタ」を処方いたします。(自費診療)
緑内障の治療薬成分の「ビマトプロスト」という物質には、二次作用としてまつげを長く太くする作用があるということがわかりました。緑内障治療薬の「ルミガン」の嬉しい副作用、ということで多くのクリニックで扱われていますが、当クリニックで扱います
「グラッシュビスタ」は、最初から医療用医薬品として厚生労働省から製造販売承認を受けた国内初の睫毛貧毛症治療薬(まつ毛貧毛症治療薬)です。
1日1回、上まつげの根元に薬剤を塗るだけで、長く、太く、濃い、しっかりとしたまつげへと改善することができます。

2015年カレンダー完成

2015年度の「Dr.EIKO SATOMI カレンダー」が出来上がり、クリニックで配布が始まりました。
実は恒例となっている私のカレンダー。今年は、新クリニックで撮影をしました。
患者さんから「白衣の英子先生のカレンダーを貼って眺めていると、診察に行けない時もなんとなく落ちつくし元気が出る」とか
「先生のご指示をちゃんと守らなきゃと思う」(笑)・・などなどとご好評を頂いております。

1日5分のタイコビクスで背中や二の腕をスッキリさせましょう!

タイコビクス

太鼓を叩く動作を音楽に合わせてエアロビクスのように行う運動が「タイコビクス」。56歳で始めて今年で4年目ですが、40代の頃よりも今のほうが引き締まった気がします。タイコビクスの動きが脂肪をエネルギーとして燃やす働きのある「褐色脂肪細胞」を活発にし、余分な脂肪を消費しやすくしているのでは、と考えています。
「褐色脂肪細胞」は肩甲骨の周辺を中心に上半身の一部に集中しているといわれています。太鼓を叩くのと同じように、太鼓ビクスの大きくバチを振り上げて振り下ろすという動作は、肩甲骨周辺の背中の筋肉を動かします。日常では動かすことが少ない場所なので、脂肪がつきやすく落ちにくい箇所。しっかり動かすことで褐色細胞の働きも活発になります。さらに、この動作はたるみの気になる二の腕にも効果があります。足を踏ん張り、腰を落としたタイコビクスの基本姿勢は、下半身の引き締めにも有効です。
バチがなくてもすりこぎ棒や、水の入った500mlのペットボトルで代用できます。
エア太鼓で楽しみながら体脂肪を燃やしましょう。

英子流ハンドケア

英子流ハンドケア

歳を重ねるごとに意外と見られているのが手。年齢が如実に現れるところでもあるので、お顔同様気を使いたいところです。重要なのは保湿。うれしいことに私の手はよく褒められるのですが、ハンドクリームを塗るぐらいしかしていません。
高価でなくても手洗い後にすぐ塗りこむなど、こまめに、そしてたっぷり使うことがポイントです。
化粧水をつけた上にオリーブスクワランでカバーするのは、ちょっと荒れているなと思うときですね。
寝る前に塗るハンドクリームの効果を高めるのは手袋。ハンドクリームの浸透が良くなりますので、翌朝はしっとりふっくら。
私は綿100%やシルクのものを選ぶようにしています。

便秘知らずは風邪知らず!免疫力を高め、便秘も解消する「おろし納豆」オススメです!

免疫力を左右するのは小腸。ここに全免疫細胞の70%が集まります。ですから便通がよい=免疫力が十分ということなのです。つまり便秘にならないことが免疫力アップのカギ。そのために、いつも元気でいなければならない医師の私が続けているのが「発酵食」です。
中でも納豆。効能は多彩ですが、納豆に含まれるアルギニンというアミノ酸は、免疫力を高める働きがあることでも知られています。
さらに納豆の豊富な食物繊維は、腸を刺激して便通を促します。加えて発酵時に作られるオリゴ糖は、腸内の善玉菌のエサとなり、悪玉菌を減らす働きが期待できることから、腸内環境を整え免疫力アップにつながります。 納豆が持たないビタミンのビタミンCを大根おろしで補えば、栄養面でも食べやすさでも素晴らしい組み合わせになります。独特の粘りや匂いを、大根おろしが和らげてくれるからです。
私は、「風邪を引きそう」「疲れたな」と感じる調子が悪い時や、仕事量が増えそうだと思ったら、この「おろし納豆」を意識して食べるようにして、免疫力を下げないようにしています。 大根はたっぷり加えるのがポイント。意外とサラッと食べられますよ。納豆に付いているタレは、塩分が多いので控えめに。
でも「どうしても納豆がだめ」という人には、同じ発酵食のヨーグルトをどうぞ。はちみつを加えた「はちみつヨーグルト」は私の定番の朝食です。

夏のダメージが秋にくる「秋バテ」退散の強い味方はリンゴポリフェノール!

「秋バテ」退散

夏の間、冷たい飲み物ばかり口にしていませんでしたか?内臓が冷えて消化吸収の動きが低下しているかもしれません。 加えて室内では強力に冷房をかけ、一歩外へ出たら猛暑にさらされる・・といった極端な温度差は自律神経の乱れの誘引になりやすい。
そんな夏のダメージが、今頃になって表面化してしまう、これがいわゆる「秋バテ」です。
女性を対象にしたアンケートでも秋(9月~11月)に肩こり、冷え、疲労、だるさといった体調不良を感じる人が多いという結果が出ています。 すぐにもっと辛い冷えや関節痛がしんどくなる冬がやって来ます。速やかに秋バテを退散させねばなりません。
そこで、私がおすすめするのが「1日一個のリンゴで医者要らず」(医者の私が言うのもおかしいですが)と昔から言われている健康果実、「リンゴ」です。
ビタミンG、カリウム、ペクチンなどの栄養を豊富に含むリンゴですが、昨今ではリンゴのポリフェノールが大注目。動脈硬化や肌細胞の老化を加速させると言われている活性酸素を、リンゴポリフェノールが消去する作用があるからです。活性酸素が消去されることで、心身のストレスは軽減するという報告もあります。 「秋バテ」を退散させるにはもってこいですね。
リンゴポリフェノールを多く含む皮はむかずに頂きたいもの。普通に切って食べるのもいいですが、とっておきのレシピをご紹介します。 リンゴ半分(芯は取って皮はそのまま、適当な大きさにカット)、牛乳80mlをミキサーにかけます。リンゴのシャキシャキを味わいたい方は、ミキサーにかける時間を短くしてください。これでコップ一杯(400ml)の「リンゴミルク」のできあがりです。
朝食時や夜の食事前にいただくと、思いのほか腹もちが良いので食べ過ぎずにすみます。
活性酸素をやっつけて体調を整える目的の「リンゴミルク」ですが、 私にとっては便通の回数が増えるという嬉しいおまけも。私のイチオシドリンクです!
リンゴは秋バテ解消で心身爽快、そして快腸快便の強い味方です。ぜひみなさんもお試しくださいね。

インナーマッスルを鍛えて代謝を上げる深い呼吸はダイエットにも

浅い呼吸ではなく、腹式呼吸による深い呼吸は、横隔膜を大きく動かします。それに付随する筋肉も大きく伸び縮みをするので、体の奥の筋肉(インナーマッスル)が鍛えられます。体の奥の筋肉が鍛えられると、自ずと代謝もアップし、脂肪を消費しやすい体を作るのにとても有効です。
深い呼吸がなかなかできないという方は、寝た状態でおなかの上に本などを置き、息を吸ったときにその本が上に上がるよう、腹式呼吸を意識してみましょう。

2015年カレンダー製作中

2014年カレンダー

毎年、好評を頂いていますカレンダーも来年で9枚目(9年目 ) となります。

現在、製作中ですので楽しみにしてください。

右は今年(2014年)のカレンダーです。

このクリニックは医師としての集大成

片足立ち

私はこれまで35年間、内科医として外来・入院患者さんの診察をずっと続けてまいりました。 その間、中高年の女性が抱えている悩みに、トータルで対応する医療機関が少ないことを実感しておりました。 ホルモンバランスの変化とともにゆううつになる更年期障害、臭いが気になって外出もつい控えてしまう尿漏れ、そして肌のたるみ、シワ、シミなど美容面の困りごと・・。 ご本人にとっては深刻なことでも、 命にかかわるような問題ではないという心理が働いたり、こうした女性特有の問題は、なかなか男性の医師に話しにくいため、たまたま女医が担当になったとき「ついで」で相談をする患者さんが多いように思えたのです。

私自身、更年期の不眠など、その世代特有の体調不良をくぐり抜けて、現在に至っています。 だからこそ、「同世代の女性が元気を取り戻して、笑顔で暮らすために役立つクリニックを開こう!」決めたのです。 このホームページのトップにも出てまいりますメッセージ。 「医療としてのアンチエイジング」 「心と体のトータルケアで美しく」 「ゆったりとリラックスできる空間」 これがクリニックを開設するにあたり、ポリシーとして掲げこだわったことです。 患者さんの体質に合わせた「ちょうどいい医療」を提供するため、当クリニックでは従来の治療に加え、漢方外来を併設しております。 もちろん女性特有のトラブルの治療、冷えや疲労の改善はもとより、「美容内科」として、美肌再生にも役立つプラセンタ注射をはじめとする美容医療も行っております。

そして私が気合十分で検討したエントランスや待合室の内装は、来院された方々に、ゆったりと居心地のよい空間を提供したかったからですが、 私の医師としての集大成の場なのだという思いも手伝い、細部にもこだわらせていただきました。

そんな私の決意と想いのクリニックが、「里見英子クリニック」なのです。 生活習慣病の治療にとどまらず、こんな悩み・あんな悩みのご相談をさせていただき、 女性のクオリティ・オブ・ライフ(生活の質)を高めるお手伝いをしたい、 元気と笑顔を発信するクリニックとして、大いに頼りにしていただきたいと願っています。

「片足立ち」で骨密度を回復させて怖い骨粗鬆症をストップ

片足立ち

骨の密度が減ってもろくなり、転倒などの衝撃で骨折する危険性を高めてしまう骨粗鬆症。女性ホルモンの分泌減によって進行が加速する病気だけに、還暦世代の女性にとってはその自衛策が求められるところです。

そこで、骨の新陳代謝に働く骨芽細胞を活性化する秘訣となるのが、運動をして骨に適度な負荷(圧力)をかけること。運動とはいっても、ジョギングをしたり、階段を駆け上がるような激しいメニューをこなす必要はありません。

簡単かつ効果的とすすめられるのは、整形外科でも指導されることが多く、私自身も8年間実践している「片足立ち」です。

片足立ちはその名のとおり、特別な道具屋準備は必要なく、片方の足でスッと立った姿勢を保つだけ、というごく簡単な運動。しかし、その効果をあなどることはできません。左右の足で1分ずつ片足立ちをした場合、約53分のウォーキングと同等の負荷が大腿骨にかかることになるのです。

実際に片足立ちを継続した人たちの骨密度を調べたところ、3ヶ月で60%以上の人に上昇が見られたという報告があります。また、片足立ちをしていると、転倒の回数が少なくなる傾向もあるそうです。

そもそも、片足立で負荷をかける大腿骨のつけ根は、転倒による骨折を起こしやすい部位。それが引き金になって、寝たきり状態になるケースも少なくありません。片足立ちは骨粗鬆症が招く最悪の事態を避けるために、いわばその急所を強化する運動ともいえるわけです。

片足立ちは目を開けて行い、体がふらついて不安なときはテーブルなどに手をついて行ってもかまいません。このときにひざを高く上げれば、太もも筋トレとしても役立ちますが、少々きついという場合は無理をしなくて大丈夫。ほんの5cmでも足を上げて立てば、骨には十分な負荷がかかります。

片足立ちは朝・昼・晩に、左右の足で1分ずつ実行するとよいでしょう。1日計6分で3時間のウォーキングをしたことと同様の成果が得られるわけです。同時に、背中、腰、股関節の筋肉を鍛えることにも有効ですから、腰痛や股関節痛の緩和にも期待ができるでしょう。

ちなみに、わたしはエイサーという沖縄舞踊を現在習っているのですが、これは片足立ちをしながら太鼓をたたくアクションが特徴。楽しみながら踊っているうちに、骨の強化にも役立っていることに気づいて、ますますがんばって続けようと決意を強めているところです。

●骨に効く!「片足立ち」の効果を実証報告

?1回1分、1日3回の片足立ちを3ヶ月継続した結果、6割以上の人に大腿骨付け根の骨密度の上昇が確認された
?片足立ちを6ヶ月間行った人と比較して、行わなかった人は転倒する回数が3倍も多かった

※昭和大学医学部整形外科教授・阪本桂造博士の報告より

●「片足立ち」のやり方

  • ○片方の足を上げて1分間続けて立つ
  • ○バランスを崩さないように目は開いたままで
  • ○体がふらつく場合はイスやテーブルに手を置いてよい
  • ○左右の足で1分ずつ、朝・昼・晩に行う

人との縁は財産と知って今、楽しみにしている「旧友巡りの旅」

和太鼓

人との出会いが新たな転機となり、縁が結ばれ、自分の世界が新しく開ける。
そういった経験は、若い人の専売特許などではありません。どれだけ歳を重ねようとも、自分さえ誰かの呼びかけに素直に耳を傾け、その流れに素直に沿ってみさえすれば、思いがけないご縁は必ず結ばれます。

還暦を過ぎてから時代劇の舞台に立つことになったのも、そんな流れに素直に乗ったまで。もともとのきっかけは、楽しみながら運動不足を解消しようと始めた和太鼓。
それに興味を持った芸能界の知人から、和太鼓演奏でゲスト出演する話が舞い込んで来ました。

年齢を重ねてからの人との関わりは、まさに財産そのもの。
何も新しい出会いだけではありません。

何十年も会っていない旧友に、同窓会といった催し物での再会を待つのではなく、自分から積極的に会いに行く「旧友巡りの旅」を時間を見つけてやっていこうかしらと思うのも、昔、学生時代に紡いだ旧友とのご縁を、あらためて繋ぎなおすことは、きっと自分への刺激や、がんばろうという活力になるのではないかしらという思いからです。

待っていても何も起こらない、自分で積極的に機会を作ったり流れに飛び込んだり、そうすれば還暦を過ぎても素敵な経験は自分次第でいくらでもすることができると思うのです。

和太鼓を演奏する里見英子 芝居する里見英子

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